マラネッロ
マラネッロ Maranello | |||
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フェラーリの本社正門 | |||
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行政 | |||
国 | イタリア | ||
州 | エミリア=ロマーニャ | ||
県/大都市 | モデナ | ||
CAP(郵便番号) | 41053 | ||
市外局番 | 0536 | ||
ISTATコード | 036019 | ||
識別コード | E904 | ||
分離集落 | #分離集落参照 | ||
隣接コムーネ | #隣接コムーネ参照 | ||
公式サイト | リンク | ||
人口 | |||
人口 | 17329 人 (2023-01-01 [1]) | ||
人口密度 | 529.3 人/km2 | ||
文化 | |||
住民の呼称 | maranellesi | ||
守護聖人 |
聖ビアージョ (San Biagio) | ||
祝祭日 | 2月3日 | ||
地理 | |||
座標 | 北緯44度31分32秒 東経10度51分59秒 / 北緯44.52556度 東経10.86639度座標: 北緯44度31分32秒 東経10度51分59秒 / 北緯44.52556度 東経10.86639度 | ||
標高 | 137 (105 - 481) [2] m | ||
面積 | 32.74 [3] km2 | ||
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ポータル イタリア |
マラネッロ(伊: Maranello)は、イタリア共和国エミリア=ロマーニャ州モデナ県にある、人口約17,000人の基礎自治体(コムーネ)。マラネロとも表記される。
イタリアを代表する自動車メーカーのひとつ、フェラーリの本拠地として知られる。フェラーリの車名「575Mマラネッロ」はこの町の名にちなむ。
地理
[編集]モデナ県中部の町である。県都モデナから南南西へ14km、州都ボローニャから西へ38km、ミラノから南東へ169kmの距離にある[4]。
なお、ランボルギーニの本社のあるサンターガタ•ボロニェーゼ(ボローニャ県)は、マラネッロから北東へ約26kmの距離にある。
隣接コムーネ
[編集]隣接するコムーネは以下の通り。
- フォルミージネ - 北
- カステルヴェトロ・ディ・モーデナ - 東
- マラーノ・スル・パーナロ - 南
- セッラマッツォーニ - 南西
- フィオラーノ・モデネーゼ - 西
気候分類・地震分類
[編集]マラネッロにおけるイタリアの気候分類 (it) および度日は、zona E, 2378 GGである[5]。 また、イタリアの地震リスク階級 (it) では、zona 2 (sismicità media) に分類される[6]。
経済・産業
[編集]フェラーリの本拠地
[編集]大都市ミラノから南東に約150km、モデナ県の県都モデナからバスで30分ほどの距離にある。のどかな田園風景が広がる田舎町だが、高級スポーツカーメーカーのフェラーリの本拠地があることで世界的に知られる。単に「マラネッロ」と言えばフェラーリ本社を指す事も多く、町の名前はフェラーリの車名「575Mマラネッロ」にも使われている。フェラーリがF1で優勝する度に、マラネッロの教会では祝福の鐘が鳴らされる。
本社敷地内の見学は原則不可だが、正規販売店にてフェラーリ車を購入した者は、そのディーラー、もしくは「フェラーリ・コンシェルジュ」[7]を通じて見学を申し込むことができる。同時に申し出ておけば、オーナーではない同伴者も見学できる。
F1マシンやエンジンの開発を行うモータースポーツ部門(スクーデリア・フェラーリ)の施設は、本社工場(ロードカー部門)とは別区画にある。これに隣接して、ロードカーおよびレーシングカーのテストを行う社有コース、ピスタ・ディ・フィオラーノがある。2009年以降は、テスト制限により最新F1マシンの走行は見られなくなったが、顧客に売られた中古F1マシンの走行会が行われている。地元住民や熱心なフェラーリファン(ティフォージ)がフェンスに張り付いている様子は、この街ならではの風景といえる。
街中の通りには創業者エンツォ・フェラーリを始め、「タツィオ・ヌヴォラーリ」「アルベルト・アスカーリ」「アルフレード・ディーノ・フェラーリ」「ロレンツォ・バンディーニ」「ジル・ヴィルヌーヴ」といったフェラーリゆかりの人物の名が付けられている。
街の各所には、本社詣でに訪れた一般観光客が立ち寄るスポットが点在する。工場の正門を隔てた道路向こう側にはオフィシャルグッズを扱う「フェラーリ・ストア」と、フェラーリ社内のケータリングにも利用するレストラン「リストランテ・カバリーノ」がある。店の奥にはエンツォ・フェラーリの特別室があり、本社へ来訪したゲストをもてなすために利用された。さらに数分歩くと、フェラーリ歴代のスポーツカーやレーシングカーを展示する「ガレリア・フェラーリ(フェラーリ美術館)」がある。ほかには、ミハエル・シューマッハらフェラーリF1ドライバー御用達の「リストランテ・モンターナ[8]」も知られる。
行政
[編集]分離集落
[編集]マラネッロには以下の分離集落(フラツィオーネ)が存在する。
- Bell'Italia, Fogliano, Gorzano, Pozza, San Venanzio, Torre delle Oche, Torre Maina
姉妹都市
[編集]- 坂祝町にある中日本自動車短期大学とマラネッロのイプシアフェラーリ校が姉妹校として交流を行っていたことから[9]。
関連項目
[編集]- サンターガタ・ボロニェーゼ(エミリア=ロマーニャ州ボローニャ県) - ランボルギーニの本拠地。
脚注
[編集]- ^ “Popolazione residente per sesso, età e stato civile al 1° gennaio 2023” (イタリア語). 国立統計研究所(ISTAT). 2024年3月2日閲覧。メニューでVista per singola areaを選択。Anno:2023, Ripartizione:Nord-est, Regione:Emilia-Romagna, Provincia:Modena, Comune:Maranello を選択
- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Popolazione residente - Modena (dettaglio loc. abitate) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年9月13日閲覧。
- ^ 国立統計研究所(ISTAT). “Tavola: Superficie territoriale (Kmq) - Modena (dettaglio comunale) - Censimento 2001.” (イタリア語). 2013年9月13日閲覧。
- ^ “地図上で2地点の方角・方位、距離を調べる”. 2016年2月23日閲覧。
- ^ “Tabella dei gradi/giorno dei Comuni italiani raggruppati per Regione e Provincia”. 新技術エネルギー環境局(ENEA) (2011年3月1日). 2017年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年9月20日閲覧。
- ^ “classificazione sismica aggiornata al aprile 2023” (xls). https://rischi.protezionecivile.gov.it/it/sismico/attivita/classificazione-sismica/. イタリア市民保護局. 2023年12月16日閲覧。
- ^ 『フェラーリ・コンシェルジュ』電話:0120-325-408(フリーダイヤル/日本語/月―金/午前10時-午後6時)
- ^ “Ristorante Montana” (イタリア語・英語・ドイツ語). 2011年12月19日閲覧。
- ^ a b “姉妹(友好)提携情報”. 自治体国際化協会. 2012年10月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月30日閲覧。
外部リンク
[編集]- フェラーリ公式ウェブサイト(日本語)
- フェラーリの聖地、マラネロを訪ねて - 早野ヒロシ (All About)