マリアンヌ・ロワール
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マリアンヌ・ロワール Marianne Loir | |
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マリアンヌ・ロワール作「画家の家族」 | |
生誕 |
1705年 フランス、パリ |
死没 |
1783年 フランス、パリ |
マリアンヌ・ロワール(Marianne Loir、1705年 - 1783年)はフランスの肖像画家である。
略歴
[編集]パリの金細工師の娘に生まれた。兄に画家、彫刻家となったアレクシス・ロワール3世(Alexis III Loir:1712-1785)がいて、ロワールの一族からはこの後、何人かの芸術家が生まれることになる。少女時代から、画家のジャン=フランソワ・ド・トロワの工房で修行し、ド・トロワが1738年に在ローマ・フランス・アカデミーの校長に任じられると、ド・トロワと共にローマに移り、1746年までローマに滞在した。パリに戻り、9年間パリで活動した後、1755年にプロヴァンス地方や、トゥールーズやポーで活動し、マルセイユの美術アカデミーの会員になった。
1763年にパリに戻り、その年の9月、Antoine Duplasという女性の肖像画を残している。1765年に再びプロバンスに移り1769年に亡くなったとされる。
署名のある作品で残されているものは10点で、1745年から1765年の間に描かれた。作品はワシントンの国立女性美術館やボルドー美術館などに、収蔵されている。
作品
[編集]-
エミリー・デュ・シャトレの肖像 (c.1748)
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女性の肖像画
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ラヴァルの領主、ジャン・デ・ラ・クロワの肖像
参考文献
[編集]- Christine Kaiser, Xavier Salmon, Laurent Hugues, "L'Enfant chéri au siècle des Lumières", Ediz. L'Inventaire, 2003 - ISBN 2-910490-41-6.
- Dizionario Bénézit
- Grande Dizionario Universale Larousse, 1982.
- Xavier Salmon, "Pierre Gobert et Marianne Loir", in: "Dossier de l'Art", nº62, 1999.
- C. Constans, " Marianne Loir", in: "Petit Larousse de la peinture". Parigi, 1979.
- Catherine Voiriot, « Marie-Anne Loir : une femme portraitiste sous le règne de Louis XV », Revue de l'art, no 205, septembre 2019, p. 39-50