マリア・ルシマール・ペレイラ
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マリア・ルシマール・ペレイラ(Maria Lucimar Pereira、1890年9月3日? - 2022年5月21日)は、ブラジル・アクレ州に在住していた長寿の女性。1985年に証明された出生証明書より1890年生まれの131歳とされている。もともとの名前はパーラ・バヌ・ベーク・フニ・クイ(Parã Banu Bake Huni Kui)という名前だったが[1]、登記所の登録手続きの関係上で現在の名前になった[2]。
略歴
[編集]1890年、アクレ州フェイジョに生まれる。ブラジル西部に住んでいたカシナワ族の一人で[1]、国立社会保障研究所によれば1890年9月3日生まれとなっていたという。研究所の職員は、出生記録を作成する過程で偶然この記録を見つけたという。
ポルトガル語は話さずカシナワ語のみを話し[3][4]、都市に住んだこともなかったという[5]。時折フェイジョに旅行する程度であった。自身の証明書が証明されたのは1985年[3]、95歳の時であった。この村ではかなりの高齢であるのは珍しいことではなく、それ以外にも90歳を超える人物が村の80人のうち4人いた[3]。生年が正しいかどうかは国内のソーシャルワーカーによって検証が行われているが、これまで調べられたデータでは生年の誤りなどは発見されていない。
2022年5月21日、131歳260日で死去した[2]。
脚注
[編集]- ^ a b ac24horas, Da redação. “Perto de completar 125 anos, índia é a mulher mais velha do mundo” (ポルトガル語). 2022年7月28日閲覧。
- ^ a b “Indígena que teria 131 anos morre no interior do AC: 'mais antiga matriarca de todos os territórios do povo Huni kui'” (ポルトガル語). G1 (2022年5月22日). 2022年7月28日閲覧。
- ^ a b c Brasil, Da BBC (2011年8月30日). “ONG diz que índia brasileira pode ser mulher mais velha do mundo” (ポルトガル語). Mundo. 2022年7月28日閲覧。
- ^ “Documento mostra que indígena no AC tem 129 anos, 12 a mais que a mulher mais velha do mundo” (ポルトガル語). G1 (2020年6月6日). 2022年7月28日閲覧。
- ^ “Brazil Kaxinawa Indian 'may be world's oldest woman'” (英語). BBC News. (2011年9月3日) 2022年7月28日閲覧。
関連項目
[編集]- ジョゼ・クエルオ・デ・ソウザ - 同じくブラジルで130歳を超えたと主張している人物。
- マリア・オリヴィア・ダ・シウヴァ - 同上。