マルクス・ミヌキウス・ルフス (紀元前110年の執政官)
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マルクス・ミヌキウス・ルフス M. Mincius Q. f. — n. Rufus | |
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出生 | 不明 |
死没 | 不明 |
出身階級 | プレブス |
氏族 | ミヌキウス氏族 |
官職 |
法務官(紀元前113年以前) 執政官(紀元前110年) 前執政官(紀元前109年-107年) |
指揮した戦争 | 対スコルディスキ、トラキア |
マルクス・ミヌキウス・ルフス( Marcus Minucius Rufus)はプレブス(平民)出身の共和政ローマの政治家・軍人。紀元前110年に執政官(コンスル)を務めた。
経歴
[編集]執政官就任年から逆算して、ルフスは遅くとも紀元前113年には法務官(プラエトル)に就任していたと思われる[1]。紀元前110年にスプリウス・ポストゥミウス・アルビヌスと共に執政官に就任した。ルフスはマケドニア属州での軍事行動を担当することとなった。執政官および前執政官(プロコンスル)として、ルフスは4年間トラキア人と戦い、これに勝利した[2]。紀元前106年にローマに戻るとスコルディスキ、トラキアに対する勝利を祝して、凱旋式を実施した[3][4]。この勝利の記念として、ルフスはキルクス・フラミニウス(戦車競技場)とティブル川の間のカンプス・マルティウスにミヌキアのポルチコ(Porticus Minucia)を建設している[5][6]。
脚注
[編集]参考資料
[編集]古代の資料
[編集]- ティトゥス・リウィウス『ローマ建国史』
- 凱旋式のファスティ
- エウトロピウス『首都創建以来の略史』
- ウェッレイウス・パテルクルス『ローマ世界の歴史』
- マルクス・トゥッリウス・キケロ『マルクス・アントニウスに対する二度目の弾劾』
研究書
[編集]- Broughton TRS The Magistrates of the Roman Republic . - Vol. I. - New York: American Philological Association, 1951.
関連項目
[編集]公職 | ||
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先代 プブリウス・コルネリウス・スキピオ・ナシカ・セラピオ ルキウス・カルプルニウス・ベスティア |
執政官 同僚:スプリウス・ポストゥミウス・アルビヌス 紀元前110年 |
次代 クィントゥス・カエキリウス・メテッルス・ヌミディクス マルクス・ユニウス・シラヌス |