マルバネルリマダラ
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マルバネルリマダラ Euploea eunice | ||||||||||||||||||||||||||||||
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Euploea eunice hobsoni
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分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Euploea eunice (Godart, 1819) | ||||||||||||||||||||||||||||||
英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
Blue-banded king crow | ||||||||||||||||||||||||||||||
亜種 | ||||||||||||||||||||||||||||||
マルバネルリマダラ(Euploea eunice)は、タテハチョウ科マダラチョウ亜科に属する蝶の種[1]で、英名はblue-banded king crow。
オスの前翅は、側縁と後縁が弧状に張り出し、やや丸く見える。インドシナ半島やインドネシアを中心に、北は台湾、西はインド•アンダマン諸島、ニコバル諸島にかけて広く生息し、14亜種に分けられている。日本ではいわゆる迷チョウとして南西諸島、特に八重山諸島では頻繁に記録されている。
幼虫はガジュマル、オオケイヌビワ等のクワ科イチジク属の植物、ヤナギ科Flacourtia rukam、クワ科Streblus asperを食べる。
亜種
[編集]本種の学名には最近まで E. leucostictos があてられていたが、本来の E. leucostictos はニューギニア、オーストラリアからフィジーに分布し、本種は E. eunice とされた[2]。
- E. e. eunice フィリピン, グアム, 日本, マレーシア(ムラカ州), インドネシア(ジャワ島, スマトラ島), 台湾
- E. e. novarae (Felder, 1862) インド(ニコバル諸島, アンダマン諸島)
- E. e. vestigiata Butler, 1866 インドネシア(ジャワ島, スマトラ島)
- E. e. hobsoni (Butler, 1877) 台湾
- E. e. leucogonis (Butler, 1879) タイ, マレーシア(半島, ランカウイ島), シンガポール
- E. e. meizon (Doherty, 1891) インドネシア(スンバ島)
- E. e. phane (Doherty, 1891) インドネシア(エンガノ島)
- E. e. juno (Stichel, 1899) インドネシア(ニアス島)
- E. e. coelestis (Fruhstorfer, 1902) ラオス, ベトナム北部, Haina, 中国南東部
- E. e. syra (Fruhstorfer, 1902) ボルネオ島, フィリピン(パラワン州)
- E. e. tisais (Fruhstorfer, 1902) インドネシア(ロンボク島)
- E. e. kandaon Fruhstorfer, 1910 インドネシア(スンバワ島)
- E. e. relucida Fruhstorfer, 1910 インドネシア(バリ島)
- E. e. timaius Fruhstorfer, 1910 インドネシア(バウェアン島)
脚注
[編集]- ^ Markku Savela's Lepidoptera and Some Other Life Forms: Preliminary species list. Version of May 6, 2007. Retrieved October 3, 2020.
- ^ Ackery, P. R., & Vane-Wright, R. I. (1984): Milkweed butterflies, their cladistics and biology. — London (British Museum (Natural History), Publication No. 893), 425 pp.