マロン (植物)
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マロン(仏: marron)は、フランス語で、ブナ科クリ属の木であるシャテニエ(仏: châtaignier、ヨーロッパグリ、学名 Castanea sativa)の実、または、トチノキ科トチノキ属の木であるマロニエ(marronnier、セイヨウトチノキ、学名 Aesculus hippocastanum)の実のことである。
通常マロンと呼ばれるのは、シャテニエの実、つまりクリである。ただし、シャテニエの実はシャテーニュ (仏: châtaigne) とも呼び、使い分けられる。概して日本のクリのように毬の中に2個から3個の小さな種子が入っているのがシャテーニュ、1つの大きな種子が入っているのがマロンと呼ばれる。マロングラッセに使われるのはマロンである。シャテーニュは皮を剥くのが大変で食べにくいため、一部はペーストやパウダーに加工されるが、そうしたシャテーニュを原料とした加工食品も「マロン何々」と呼ばれることが多い。
マロニエの実は、マロン・ダンド(仏: marron d'Inde、インドのマロン)とも呼ぶ。弱毒のサポニンを含み、普通食用にはされない。
なお英語で栗色を表すマルーン(maroon)はフランス語のマロン(marron)に由来する。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- シャテーニュとマロンについての記事 - フルーツとフランス語のほろ苦関係 (2)(フランス語ガイド 越智 三起子、2006年7月19日、All About)
- シャテーニュとマロンの違い - ウェイバックマシン(2012年7月1日アーカイブ分)