マンチェスター・バイ・ザ・シー
マンチェスター・バイ・ザ・シー Manchester-by-the-Sea | |
---|---|
町 | |
町中心部の第一教区教会 | |
エセックス郡におけるマンチェスター・バイ・ザ・シーの位置 | |
北緯42度34分40秒 西経70度46分10秒 / 北緯42.57778度 西経70.76944度座標: 北緯42度34分40秒 西経70度46分10秒 / 北緯42.57778度 西経70.76944度 | |
国 | アメリカ合衆国 |
州 | マサチューセッツ |
郡 | エセックス郡 |
入植 | 1629年 |
統合 | 1645年 |
面積 | |
• 合計 | 18.3 mi2 (47.3 km2) |
• 陸地 | 9.2 mi2 (23.9 km2) |
• 水域 | 9.0 mi2 (23.4 km2) |
標高 | 30 ft (9 m) |
人口 (2010年) | |
• 合計 | 5,136人 |
• 密度 | 280人/mi2 (110人/km2) |
等時帯 | UTC-5 (東部標準時) |
• 夏時間 | UTC-4 (東部標準時) |
ZIPコード |
01944 |
市外局番 | 351 / 978 |
FIPSコード | 25-37995 |
GNISフィーチャーID | 0619451 |
ウェブサイト |
www |
マンチェスター・バイ・ザ・シー (Manchester-by-the-Sea)、または単にマンチェスター (Manchester) とは、アメリカ合衆国のマサチューセッツ州エセックス郡ケープアンに位置する町である。景色のいい浜辺や景勝地で知られる。2010年のアメリカ合衆国国勢調査によると人口は5,136人だった[1]。
歴史
[編集]マンチェスターは1629年に初めてヨーロッパ人により入植され、1645年に正式に統合された。もとセイラムとグロスターに属した。
地域は200年余りにわたり漁村として栄えた。町の経済は1845年、ボストンの詩人リチャード・ヘンリー・デイナ・シニアが別荘を構えたのを機にボストン周辺の避暑地となることに軸を移した。
1989年9月25日、近郊のより大きな都市、ニューハンプシャー州マンチェスターとの混同を避けるため町の正式名称を変更する決議が町民会議で可決された[2]。
地理
[編集]国勢調査局によると、町は47.3平方キロメートル (18.3 sq mi)、うち23.9平方キロメートル (9.2 sq mi) の陸地と23.4平方キロメートル (9.0 sq mi) (49.47%) の水域から成る。町は大西洋につながるマサチューセッツ湾の北岸に面している。沿岸には7つのビーチがあり、またケトル島やハウス島をはじめとするいくつかの島が点在する。沿岸には小さな入り江が遍在しており、そのうち最大のマンチェスター港にはソーミル川などの細流が注いでいる。また、複数の保全地域がある。
町はセイラムの北西9マイル (14 km)、ボストンの北東24マイル (39 km) に位置し、西をビバリーとウェナムに、北西をハミルトンに、北をエセックスに、東をグロスターに接する。
人口動勢
[編集]人口推移 | ||
---|---|---|
年 | 人口 | ±% |
1850 | 1,638 | — |
1860 | 1,698 | +3.7% |
1870 | 1,665 | −1.9% |
1880 | 1,640 | −1.5% |
1890 | 1,789 | +9.1% |
1900 | 2,522 | +41.0% |
1910 | 2,673 | +6.0% |
1920 | 2,466 | −7.7% |
1930 | 2,636 | +6.9% |
1940 | 2,472 | −6.2% |
1950 | 2,868 | +16.0% |
1960 | 3,932 | +37.1% |
1970 | 5,151 | +31.0% |
1980 | 5,424 | +5.3% |
1990 | 5,286 | −2.5% |
2000 | 5,228 | −1.1% |
2010 | 5,136 | −1.8% |
出典: アメリカ合衆国国勢調査記録と人口推定プログラムデータ[3][4][5][6][7][8][9][10][11][12] |
2010年の国勢調査によると、町には5,136人、2,147世帯、1,444家族が居住していた[13]。 人口密度は1平方マイルあたり562.7人 (1平方キロメートルあたり217.3人) だった。2,276戸、平均して1平方マイルあたり250.5戸 (1平方キロメートルあたり96.7戸) の住宅があった。人種別では97.6%が白人、1%がアフリカ系アメリカ人、0.2%がネイティブ・アメリカン、0.9%がアジア人、0.1%がその他の人種、1.1%が多人種だった。人種を問わずヒスパニックまたはラティーノは1.5%だった。
2,147世帯のうち、29.5%が18未満の子供のいる世帯、56.6%が夫婦同居世帯、8.4%が女性単身世帯、32.7%が非家族世帯だった。全世帯のうち28.8%が単身世帯、13.7%が65歳以上の単身世帯だった。平均世帯規模は2.39 、平均家族規模は2.96だった[13]。
人口のうち25.1%が19歳以下、3.0%が20〜24歳、17.2%が25〜44歳、34.9%が45〜64歳、16.6%が65歳以上だった。平均年齢は47.6歳だった[13]。
一世帯あたりの平均所得は11万7063ドル、一家族あたりの平均所得は14万3750ドルだった。男性の平均所得は10万6355ドル、女性は6万8060ドルだった。一人あたりの平均所得は6万9269ドルだった。全家族の4.5%、人口の5.1%が貧困線を下回り、このうち3.9%が18歳未満、3.7%が65歳以上だった[13]。
観光名所
[編集]シンギング・ビーチ
[編集]町の中心部から1マイルほど離れたシンギング・ビーチ (Singing Beach) は鳴き砂 (singing sand) があることからそう呼ばれ、MBTAのマンチェスター駅に近くボストンから交通至便なことから夏季は大変賑わう。
その他
[編集]- Agassiz Rock
- Masconomo Park
- Coolidge Reservation
- Crow Island
- Kragsyde
- Smith's Point
- Trask House Museum
- Tucks Point
- Cathedral Pines[14]
-
シンギング・ビーチ、2005年
-
Kragsyde Mansion
-
町庁舎
-
Trask House Museum
-
Old Burial Ground
映画における登場
[編集]マンチェスター・バイ・ザ・シーはこれらの映画に背景として登場した。
- 『愛しのジュニー・ムーン』 (1970年)
- 『恋する人魚たち』 (1990年)
- 『危険な遊び』 (1993年)
- 『ラブレター/誰かが私に恋してる?』 (1999年)
- State and Main (2000年)
- 『ビッグ・マネー』 (2001年、マーブルヘッドの代役として)
- 『あなたは私の婿になる』 (2009年)
- 『復讐捜査線』 (2010年)
- 『マンチェスター・バイ・ザ・シー』 (2016年)
著名な出身者
[編集]- ナット・ファクソン - 脚本家
- スプレイグ・グレイデン - 女優
- レイ・オジー - 実業家
- ガードナー・リード - 作曲家
参考文献
[編集]- ^ “Profile of General Population and Housing Characteristics: 2010 Demographic Profile Data (DP-1): Manchester-by-the-Sea town, Essex County, Massachusetts”. U.S. Census Bureau, American Factfinder. September 4, 2012閲覧。
- ^ Manchester-by-the-Sea official website; accessed August 10, 2015.
- ^ “TOTAL POPULATION (P1), 2010 Census Summary File 1”, American FactFinder, All County Subdivisions within Massachusetts (United States Census Bureau), (2010)
- ^ Massachusetts by Place and County Subdivision - GCT-T1. Population Estimates, United States Census Bureau July 12, 2011閲覧。
- ^ 1990 Census of Population, General Population Characteristics: Massachusetts, US Census Bureau, (December 1990), Table 76: General Characteristics of Persons, Households, and Families: 1990, 1990 CP-1-23 July 12, 2011閲覧。
- ^ 1980 Census of the Population, Number of Inhabitants: Massachusetts, US Census Bureau, (December 1981), Table 4. Populations of County Subdivisions: 1960 to 1980, PC80-1-A23 July 12, 2011閲覧。
- ^ 1950 Census of Population, 1: Number of Inhabitants, Bureau of the Census, (1952), Section 6, Pages 21-10 and 21-11, Massachusetts Table 6. Population of Counties by Minor Civil Divisions: 1930 to 1950 July 12, 2011閲覧。
- ^ 1920 Census of Population, Bureau of the Census, Number of Inhabitants, by Counties and Minor Civil Divisions. Pages 21-5 through 21-7. Massachusetts Table 2. Population of Counties by Minor Civil Divisions: 1920, 1910, and 1920 July 12, 2011閲覧。
- ^ 1890 Census of the Population, Department of the Interior, Census Office, Pages 179 through 182. Massachusetts Table 5. Population of States and Territories by Minor Civil Divisions: 1880 and 1890 July 12, 2011閲覧。
- ^ 1870 Census of the Population, Department of the Interior, Census Office, (1872), Pages 217 through 220. Table IX. Population of Minor Civil Divisions, &c. Massachusetts July 12, 2011閲覧。
- ^ 1860 Census, Department of the Interior, Census Office, (1864), Pages 220 through 226. State of Massachusetts Table No. 3. Populations of Cities, Towns, &c. July 12, 2011閲覧。
- ^ 1850 Census, Department of the Interior, Census Office, (1854), Pages 338 through 393. Populations of Cities, Towns, &c. July 12, 2011閲覧。
- ^ a b c d “American FactFinder”. United States Census Bureau Website. 2014年1月14日閲覧。
- ^ “Kiosk Completed at Wilderness Conservation Area Gateway”. www.mect.org. 2016年4月28日閲覧。