マークV地雷
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対戦車地雷. G.S. マークV | |
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マークV GS地雷。エジプト侵攻時のもの。1942年7月2日。 | |
種類 | 対戦車地雷 |
原開発国 | イギリス |
運用史 | |
関連戦争・紛争 | 第二次世界大戦 |
開発史 | |
派生型 | Mine G.S. Mk V、Mine G.S. Mk VC |
諸元 | |
重量 | Mk. Vは5.7kg、Mk. VCは3.62kg[1] |
全高 | 10.16cm |
直径 | 20.32cm[1] |
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弾頭 | TNTまたはバラトール[1] |
炸薬量 | Mk. Vは3.74kg、Mk. VCは1.81kg[1] |
信管 | 感圧作動、剪断ピン信管(荷重158.7kg) |
マークV地雷またはMine G.S. Mk Vとはイギリスの対戦車地雷である。この円筒形状の地雷は第二次世界大戦中の1943年に採用され、マーク7地雷により代替された。2種類の派生型が生産されており、「Mk. V」および「Mk. VC」は同一の外形寸法になっている。違いは一点のみで、Mk. VCは炸薬量が半減している。
この地雷は五徳のような形状の感圧板を使うことで、付近で砲弾や他の地雷が炸裂した際に伝わる爆圧の過大な荷重に耐える。感圧板は中央部のMK 3信管の上部に置かれる。信管はしばしばNo.3 Mk Iとも呼ばれる。信管はバネ作動の撃針を収容し、剪断ピンによって所定の位置を保持している。この地雷は主にスチールで作られていることから、腐蝕することで活性・不活性が予測し難くなる傾向がある。
この地雷はアンゴラ、エジプト、ヨルダン、リビア、モザンビーク、スーダン、ジンバブエで見つかっている。
派生型
[編集]- Mine G.S. Mk VC (general service version)
- Mine G.S. Mk V
参考文献
[編集]- 脚注
- 書籍
- British Explosive Ordanance (PDF) (Report). Ordnance Pamphlet. Department of the Navy, Ordnance Systems Command. 10 June 1946. OCLC 51810278. NAVORD OP 1665. 2016年3月4日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。
- Jane's Mines and Mine Clearance 2005-2006
- NAVORD OP 1665, British Explosive Ordnance, Naval Ordnance Systems Command (Updated 1970)