コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ミカドオオアリ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ミカドオオアリ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: ハチ目 Hymenoptera
亜目 : ハチ亜目 Apocrita
下目 : 有剣下目 Aculeata
上科 : アリ上科 Formicoidea
: アリ科 Formicidae
亜科 : ヤマアリ亜科 Formicinae
: オオアリ属 Camponotus
: ミカドオオアリ C. kiusiuensis
学名
Camponotus kiusiuensis
Santschi1937

ミカドオオアリ(学名:Camponotus kiusiuensis)はハチ目・アリ科・ヤマアリ亜科・オオアリ属に分類されるアリの一種である。

分布

[編集]

分布域は北海道本州四国九州対馬屋久島朝鮮半島である。日本では、ミカドオオアリとツヤミカドオオアリの2種類が知られている。

形態

[編集]

体長は8〜11mm程。女王アリは15mm程度である。体色は、黒色飴色で、やや褐色がかっている。

生態

[編集]

サテライト-コロニーが多いため、女王アリを得られない場合が多い。

夜行性だが、薄暗いの中では日中でも活動することがある。

巣の平均容積は約 60-150 cm3。地中に営巣するアリと異なり樹木の内部に営巣するため、営巣の際は内部空間がより大きい樹木を選んで行っていると思われる。[1]

脚注

[編集]
  1. ^ 利光 花菜美, 林 大祐, 矢野 文士, 細石 真吾, 徳田 誠「樹上性小型哺乳類調査の巣箱で確認されたミカドオオアリ: 営巣場所選好性とコロニー組成の季節推移」『昆蟲.ニューシリーズ』第25巻、3号日本昆虫学会、2018年。