ミケランジェロ・グリゴレッティ

ミケランジェロ・グリゴレッティ Michelangelo Grigoletti
自画像
生誕	1801年8月29日 イタリア,ポルデノーネ
死没	1870年2月11日 イタリア,ヴェネツィア

ミケランジェロ・グリゴレッティ（Michelangelo Grigoletti、1801年8月29日 - 1870年2月11日）はイタリアの画家である。

略歴

現在のフリウリ＝ヴェネツィア・ジュリア州のポルデノーネの貧しいに生まれた。ナポレオン戦争の時代を経てポルデノーネがオーストラリアの支配下となった時代に育った。オーストラリア軍兵士として8年間務めた後、1820年にヴェネツィア美術アカデミーに入学した。

美術アカデミーでは新古典派の画家のテオドロ・マッティーニやポリティ(Odorico Politi)の弟子となった。1830年に、アカデミーでの修行が終わると、教会の装飾画の仕事の依頼を受けた。1835年にローマに旅し、16世紀の画家、アンニーバレ・カラッチや、17世紀の画家グイド・レーニ、ドメニキーノ、グエルチーノらの作品を研究した。

同じ頃、ポリティやナターレ・スキアヴォーニ、ルドヴィーコ・リッパリーニとトリエステの教会の装飾画を描いた。

ローマでの修行を終えると、ヴェネツィアに戻り、1838年にヴェネツィアを訪れたオーストリア皇帝フェルディナント1世に拝謁し、皇帝から作品を注文された。完成した作品は王室のコレクションに加えられ、 グリゴレッティの評価を高め、ウィーン美術アカデミーの会員に選ばれた。ウィーンに旅し、オーストリアの画家、フェルディナント・ゲオルク・ヴァルトミュラーやフリードリヒ・フォン・アマーリングと知り合った。1850年にヴェネツィア美術アカデミーの教授に選ばれ、没するまでその仕事をした。教えた学生にはチェーザレ・デラクア、トランクイッロ・クレモナ、ジャコモ・ファヴレット、フェデリコ・ザンドメーネギらがいる。

作品

• 
  ハンガリー、エステルゴムの教会の祭壇画
• 
  Nibbio、アレッサンドロ・マンゾーニの小説の登場人物
• 
  息子を流刑にするフランチェスコ・フォスカリ

参考文献

• Constantin von Wurzbach: Grigoletti, Michelangelo. In: Biographisches Lexikon des Kaiserthums Oesterreich. 5. Theil. Verlag der typogr.-literar.-artist. Anstalt (L. C. Zamarski & C. Dittmarsch.), Wien 1859, S. 336 f. (Digitalisat).
• Lorenzo Schiavi[13], Ricordo di varii dipinti del professore dell’Accademia Veneta di Belle Arti Michelangelo Grigoletti (Rückbesinnung auf verschiedene Bilder des Professors der venezianischen Kunstakademie Michelangelo Grigoletti), Mailand 1910.
• Giuseppe Maria Pilo (Hrsg.), Michelangelo Grigoletti e il suo tempo (Michelangelo Grigoletti und seine Zeit), Katalog der Ausstellung in Pordenone 1971, Electa, Mailand 1971.
• Giuseppe Maria Pilo et al. (Hrsg.), Neoclassicismo, romanticismo, realismo; problemi e studi; omaggio a Michelangelo Grigoletti (Klassizismus, Romantik, Realismus; Probleme und Studien; eine Hommage an Michelangelo Grigoletti), Electa, Mailand 1975.
• Gilberto Ganzer (Hrsg.), La raccolta Galvani: il gusto e il collezionismo in Friuli (Die Sammlung Galvani: Stil und Sammlertätigkeit in Friaul)[14], Edizioni Studio Tesi, Pordenone 1994.
• Silvestra Bietoletti und Michele Dantini, L’Ottocento italiano: la storia, gli artisti, le opere (Das italienische 19. Jahrhundert: Geschichte, Künstler, Werke), Giunti Gruppo Editoriale, Florenz 2002.
• Gilberto Ganzer (Hrsg.), Michelangelo Grigoletti (1801 – 1870), Katalog der Ausstellung in Pordenone 2002 / 2003, Graphic Linea, Feletto Umberto[15] 2002.
• Gilberto Ganzer und Vania Gransinigh, Michelangelo Grigoletti, Edizioni Bruno Alfieri, Mailand 2007.