ミシェル・コルネイユ (子)
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ミシェル・コルネイユ Michel Corneille le Jeune | |
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Robert Tournièresによる肖像画 | |
生誕 |
1642年 フランス王国、パリ |
死没 |
1708年8月16日 フランス王国、パリ |
ミシェル・コルネイユ(Michel Corneille le Jeune、1642年 - 1708年8月16日)はフランスの画家、版画家である。同名の画家、版画家の父親、ミシェル・コルネイユ(Michel Corneille l'Ancien: c.1601-1664) と"le Jeune"などをつけて区別される。
略歴
[編集]パリで生まれた。同名の父親は王立絵画彫刻アカデミーの校長などを務めた画家である。弟に画家になったジャン=バティスト・コルネイユ(1649-1695)がいる。
父親から絵画を学び、宮廷画家のシャルル・ルブランやピエール・ミニャールからも学んだ。王立絵画彫刻アカデミーが設けた賞を受賞し、1659年から1663年の間、イタリアに留学した。イタリアでは、巨匠たちの作品を模写して修行したが、アンニーバレ・カラッチらの「ボローニャ派」と呼ばれる画家から影響を受け、ボローニャの美術学校、Accademia degli Incamminatiで彼らのスタイルを学んだ。
イタリアから戻ると、1663年に王立絵画彫刻アカデミーの会員に選ばれた。1673年にアカデミーの准教授に任じられ、1690年に教授となった。フォンテーヌブロー宮殿やヴェルサイユ宮殿などに多くの装飾画を描いた。
作品
[編集]-
リヨンのサン=ニジエ教会の装飾画『エジプトへの逃避』
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Vocation de Saint Pierre et de Saint André
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ベルサイユ宮殿の天井画
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『イーリスとゼウス』
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ギリシャの哲人に囲まれるアスパシア
参考文献
[編集]- Mémoires inédits sur la vie et les ouvrages des membres de l'Académie royale de peinture, Paris, 1884
- Durrien, La peinture à l'exposition de primitifs français, Paris, 1904.