ミスター・アイリッシュ・バスタード
ミスター・アイリッシュ・バスタード | |
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基本情報 | |
出身地 | ドイツ ミュンスター |
ジャンル | アイリッシュ・パンク |
活動期間 | 2006年 - |
公式サイト | www.mririshbastard.com |
メンバー |
ザ・アイリッシュ・バスタード(ヒムセルフ) レディー・リリー グラン・イー・スミス バフ・ストロングイナッフ アイヴォ・ナイヴォ イチー・クエチー ピー モー・レスター |
旧メンバー |
ロン・カリー ドミニック・ブレカー ミッチ・マッケス ヘンリック・ヴェッヒター ザ・ダッチ・アイリッシュ・バスタード ハーブ・ランドム |
ミスター・アイリッシュ・バスタード(Mr. Irish Bastard)はドイツ・ミュンスター出身のアイリッシュ・パンクのバンド。
来歴
[編集]バンドはボーカル担当のザ・アイリッシュ・バスタード(ヒムセルフ)、バンジョー担当のグラン・イー・スミスおよびティン・ホイッスル担当のレディー・リリーと2006年半ばに結成された。この3人はミスター・アイリッシュ・バスタード以前にも他のアイリッシュ・パンクのバンドでも活動していた。ザ・アイリッシュ・バスタード結成以前に、ザ・アイリッシュ・バスタード(ヒムセルフ)と共に長年一緒に他のバンドで活動していたベース担当のバフ・ストロングイナッフが4人目のメンバーとして加入した。初期のその他メンバーはロン・カリーとミッチ・マッケスであったが、ライブが成功するにしたがいライブ回数が増加した為、結成初期に交代している。その後ドラマーのアイヴォ・ナイヴォがバンドの正式メンバーに加わった。この5人のメンバーの他にツアー時には“トラヴェリング・バスターツ”のイチー・クエチー(アコーディオン担当)及びピーとモー・レスター(2人もギター担当)も参加する。元メンバーもたまに出演することもある。
着実にファンを増やし続け、ファンによりアンオフィシャルではあるが、最初のファンクラブ“ミスター・アイリッシュ・バスタート・ストリード・チーム”が成立された。近年ライブ時には約6,000人程のオーディエンスの前で演奏することもある。
音楽
[編集]ミスター・アイリッシュ・バスタードの音楽の元となるのはザ・ポーグスの影響が多く、それにパンク要素も加わる。このスタイルを元に他のジャンル、例えばスカなどの影響を受けた音楽も取り入れている。この音楽の境界を越えた彼ら独自のジャンルは、革新のカバーソング、例えばリッキー・マーティンの「Livin' la vida loca」やザ・キュアーの「Why can't I be you」、にもあげられる。しかし、アイルランドの音楽の影響は一番強く、アイルランドの音楽の典型的な曲、「Galway Bay」や「Dirty Old Town」、などもカバーしている。個々のメンバーに影響しているアーティストにはセパルトゥラやポーティスヘッドがおり、ブロイラーズやソーシャル・ディストーションやヘルゲ・シュナイダーなどと共演することがある。[1][リンク切れ]
出版物および公演
[編集]自主販売の初EP『St. Mary's School of Drinking』は3,000枚以上を売り上げ、2008年には最初のアルバム『The Bastard Brotherhood』を発売した。どちらも自分達のレーベルのReedo Records[2]で発売した。『The Bastard Brotherhood』は、第1版が意外と早く売り切れになったため、第2版が現在販売されている。最初のEP及びアルバムは、CDだけではなく、Mad Drunken Monkey Records[3]でレコードも発売された。
ヨーロッパで活躍するだけではなく、東アジアにおいても活躍し、日本では2008年11月にアルバム『University of Hard Knocks』(Uncleowen Records [4])が発売され、中国では2009年3月にアルバム『Fortune & Glory』(Proletopia Records [5])を発売した。
最新のアルバム『A Fistful of Dirt』(I Hate People Records[6])はドイツで2010年3月26日に発売された。
その他センプラーの『Almost St. Patrick's Day』と『Almost St. Patrick's Day, Vol. II』と『Rising Suns』(日本)およびボストン出身の映画監督のMike O'Deaのインディペンダント映画の『Townies』 [7]のサウンドトラックにも参加している。ツアー時撮影されたライブ・ビデオ『Last Pint』は音楽雑誌においてDVDで発売された[8]。
正式にバンド活動を開始し2ヵ月後には、イギリス出身のザ・レベラースにヨーロッパツアーのサポートアクトに誘われた。その後、ヘッドライナーツアーがあり、2007年の秋から2008年の春までフィドラース・グリーンと一緒にツアーをした。2008年にいくつかのヘッドライナーライブを行った後、初のテレビ番組出演が2009年1月にあり、このライブ映像はDVDで出版された。2009年、ドイツ国内で演奏しただけではなく5月には中国ツアーも行った。ドイツ、中国以外でのライブしたことのある国はイタリア、オーストリア、スイス、オランダ、イギリスである。2010年3月には日本へ初来日し、ツアーを行った。
表彰
[編集]ミスター・アイリッシュ・バスタードはドイツのオンライン雑誌“Celtic-Rock.de”[9] によって読者に数回表彰された。2007年には「今年のバンド(国内)」部門で1位に選ばれ、2008年には2位に[10]、2009年には3位に選ばれた。[11]。
また、2008年には「今年のアルバム」部門で『The Bastard Brotherhood』が2位に選ばれ、その中の曲「Let Go」は2009年「今年の曲」部門で3位に選ばれた。そして、2009年にバンドとしては「今年のベスト・ライブ・アーティスト」部門で3位に選ばれた。
ディスコグラフィー
[編集]アルバム
[編集]- The Bastard Brotherhood – 2008年(ドイツ)
- University of Hard Knocks – 2008年(日本)
- Fortune & Glory – 2009年(中国)
- A Fistful of Dirt – 2010年(ドイツ)
センプラー
[編集]- Almost St. Patrick's Day – 2007年(ドイツ)
- Rising Suns – 2009年(日本)
- Almost St. Patrick's Day, Vol. II – 2009年(ドイツ)
EPs
[編集]- St. Mary's School of Drinking – 2006年(ドイツ)
DVDs
[編集]- Fernsehkonzert Mr. Irish Bastard 15.01.2009 – 2009年(ドイツ)
レコードとしての再出版
[編集]- St. Mary's School of Drinking – 2009年(ドイツ)
- The Bastard Brotherhood – 2009年(ドイツ)
共演
[編集]- Towniesのサウンドトラック(Everything must Die)
- Tribal Area DVD-Mag #8 (Last Pints)