ミスティック・ミュージアム
表示
ミスティック・ミュージアム | |
---|---|
小説 | |
著者 | 藤春都 |
イラスト | 森井しづき |
出版社 | ホビージャパン |
レーベル | HJ文庫 |
刊行期間 | 2008年7月1日 - 2009年4月1日 |
巻数 | 全3巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル |
ポータル | 文学 |
『ミスティック・ミュージアム』は、藤春都による日本のライトノベル。イラストは森井しづきが担当。HJ文庫(ホビージャパン)より2008年7月から2009年4月まで刊行された。第2回ノベルジャパン大賞佳作受賞作(受賞時のタイトルは「ブリティッシュ・ミステリアス・ミュージアム」)[1]。
あらすじ
[編集]19世紀のロンドン。レポートを書くために大英博物館を訪れたダドリーは、自らを女神と称する少女アルダと出会う。そんなことからダドリーとアルダの奇妙な生活が始まる。
主要登場人物
[編集]- ダドリー・ライナス
- 本作の主人公。童顔で背も低め。そのことをやや気にしている。キングス・カレッジ・ロンドンに所属する1年生。大英博物館で夜まで寝過ごしてしまい、途方に暮れていたところにアルダと出会う。アルダを視覚できる数少ない人間であるため、彼女にまとわりつかれることとなる。
- アルダ
- 大英博物館に置かれていた女神像に宿っていた女神。ほとんどの人間に視覚されず、宙に浮かぶことができる。かつては家庭と竈と炎の女神として崇められていた存在。炎を操るほか、物から人の残留思念を感じ取ることができる。外見年齢は10代半ばほど(アルダいわく、本当の姿ではないらしい)。本来は名前のない女神であったが、ダドリーが名づけた。
- アントニオ・パニッツィ
- 大英博物館の館長。アルダを視覚できる数少ない人物で、ダドリーとアルダの良き理解者。意外と下世話。実在の人物である。
- ラルフ・バーナード
- ダドリーの大学の同級生で、親友でもある。
- シンシア・バーナード
- ラルフの妹。14歳。典型的なお嬢様で、ダドリーに好意を抱いている。
既刊一覧
[編集]- 藤春都(著) / 森井しづき(イラスト) 、ホビージャパン〈HJ文庫〉、全3巻
- 『ミスティック・ミュージアム』2008年7月1日初版発行(同日発売[2])、ISBN 4-89425-731-9
- 『ミスティックミュージアム2 〜For Your Eyes Only〜』2008年11月1日初版発行(同日発売[2])、ISBN 4-89425-782-3
- 『ミスティック・ミュージアム3 〜I Pledge For My Dear〜』2009年4月1日初版発行(同日発売[2])、ISBN 4-89425-850-1
脚注
[編集]- ^ 『このライトノベルがすごい!2009』宝島社、2008年12月6日第1刷発行、99頁。ISBN 978-4-7966-6695-4。
- ^ a b c “ミスティック・ミュージアム”. ファイアCROSS. 2023年11月5日閲覧。