ミズタマソウ属
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ミズタマソウ属 | ||||||||||||||||||||||||
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
Circaea L. [1] | ||||||||||||||||||||||||
タイプ種 | ||||||||||||||||||||||||
C. lutetiana L.[2] | ||||||||||||||||||||||||
種 | ||||||||||||||||||||||||
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ミズタマソウ属(ミズタマソウぞく、学名:Circaea 、漢字表記:水玉草属)は、アカバナ科の属の1つ[1]。
特徴
[編集]多年草。茎は細長く、葉は単葉で対生し、葉柄があり、縁に鋸歯がある。花は2数性。小さい花は両性花で、ふつう白色、茎先または上部の葉腋に総状花序をつける。萼裂片は2個。花弁は2個あり、筒状の花床から出る。雄蕊は2個あり、花弁と互生する。かぎ状毛のある子房は下位で、1-2室あり、花柱は糸状で、柱頭は頭状になる。果実はかぎ状の刺毛が残る堅果で、開裂しない。各室に1個の種子がある[1]。
分布
[編集]日本に5種あり、世界に約12種分布する[1]。
日本に分布する種
[編集]和名および学名の記載はYListによる。
- ミヤマタニタデ Circaea alpina L. subsp. alpina - 深山や高山に生え、草丈が5-18cmと低い[1]。
- ケミヤマタニタデ Circaea alpina L. subsp. caulescens (Kom.) Tatew.
- エゾミズタマソウ Circaea canadensis (L.) Hill subsp. quadrisulcata (Maxim.) Boufford(シノニム:Circaea quadrisulcata (Maxim.) Franch. et Sav.) - 全草ほとんど無毛。葉の基部はやや心形になる[3]。花柄には短い腺毛が密生する[1]。
- ウシタキソウ Circaea cordata Royle - 全体に毛が多く、葉柄が長く、葉の基部が卵状心形になる[1]。
- タニタデ Circaea erubescens Franch. et Sav. - 花柄は無毛で、茎の節部と葉柄は紅色を帯びる[1]。葉の基部が丸い[3]。
- ミズタマソウ Circaea mollis Siebold et Zucc. - 茎に下向きの細毛があり[1]、茎の節部が多少紅色を帯びる[3]。葉の基部はくさび形になる[4]。
- ミヤマミズタマソウ Circaea mollis Siebold et Zucc. f. montana Hiyama
- 自然交雑種
- ミズタマタニタデ Circaea erubescens Franch. et Sav. × C. mollis Siebold et Zucc. - タニタデ×ミズタマソウ
- タニタデモドキ Circaea × decipiens Boufford - タニタデ×エゾミズタマソウ
- オオタニタデ Circaea × dubia H.Hara - タニタデ×ウシタキソウ
- マルヤマタニタデ Circaea × mentiens Boufford - ミヤマタニタデ×タニタデ
- ヒロハノミズタマソウ Circaea × ovata (Honda) Boufford - ウシタキソウ×ミズタマソウ
- ハヤチネミズタマソウ Circaea × skvortsovii Boufford - ウシタキソウ×エゾミズタマソウ
- ヤマタニタデ Circaea × sterilis Boufford - ミヤマタニタデ×エゾミズタマソウ
ギャラリー
[編集]脚注
[編集]参考文献
[編集]- 佐竹義輔・大井次三郎・北村四郎他編『日本の野生植物 草本II離弁花類』、1982年、平凡社
- 牧野富太郎原著、大橋広好・邑田仁・岩槻邦男編『新牧野日本植物圖鑑』、2008年、北隆館
- 門田裕一監修、永田芳男写真、畔上能力編『山溪ハンディ図鑑2 山に咲く花(増補改訂新版)』、2013年、山と溪谷社
- 米倉浩司・梶田忠 (2003-)「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)