ミヤコジマツルマメ
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ミヤコジマツルマメ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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ミヤコジマツルマメの花
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分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
Glycine koidzumii Ohwi | |||||||||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
ミヤコジマツルマメ |
ミヤコジマツルマメ(宮古島蔓豆、学名:Glycine koidzumii)は、マメ科ダイズ属のつる性多年生草本。Glycine tabacina auct. non (Labill.) Benth. はシノニム[1]。
特徴
[編集]草丈20–30 cm、葉は互生し、長い柄をもつ3出複葉、小葉は狭長楕円形~倒卵状長楕円形で、長さ1.2~2 cm。花は長さ3–8 cmの総状花序となり、長さ8–10 mmほどの紅紫色~青紫色の蝶形花を秋に咲かせる。通常の花(開放花)の他に閉鎖花もつける。
分布と生育環境
[編集]宮古島、来間島、伊良部島、下地島、石垣島、黒島[2]。海岸の岩場等に生育する。先島諸島の固有種だが、ボウコツルマメG. tabacina などの近縁種との関係を考慮すると、かつてはアジア東南部に広く分布したものが、海崖の風衝草原に遺存的に残った可能性が考えられる[3]。琉球列島の植物相の成立史を解明する手がかりとなる貴重な植物の一つである[2]。
利用
[編集]環境省カテゴリー絶滅危惧II類(VU)[4]、沖縄県カテゴリー準絶滅危惧(NT)[2]。竹富町希少野生動植物種。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 米倉浩司; 梶田忠「ミヤコジマツルマメ」『BG Plants 和名-学名インデックス(YList)』2003年 。2022年11月7日閲覧。
- 沖縄県『改訂・沖縄県の絶滅のおそれのある野生生物 第3版 レッドデータおきなわ』沖縄県、2018年、185頁。
- 環境省『環境省レッドリスト2020』環境省、2020年、92頁 。2022年11月7日閲覧。
- 立石庸一「琉球マメ科植物相の再検討-まずはボウコツルマメ・ミヤコジマツルマメ群から」『植物分類・地理』第46巻、第2号、216–218頁、1995年。doi:10.18942/bunruichiri.KJ00001079106 。
外部リンク
[編集]- ミヤコジマツルマメ うちなー通信
- ミヤコジマツルマメ(宮古島蔓豆) 野の花賛花 -自生の姿を追って-
- ミヤコジマツルマメ GKZ植物事典