ミルスベリヒユ
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ミルスベリヒユ | ||||||||||||||||||||||||
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ミルスベリヒユの花
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分類(APG III) | ||||||||||||||||||||||||
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学名 | ||||||||||||||||||||||||
S. portulacastrum (L.) L. | ||||||||||||||||||||||||
和名 | ||||||||||||||||||||||||
ミルスベリヒユ |
ミルスベリヒユ(学名:Sesuvium portulacastrum)はハマミズナ科ミルスベリヒユ属の多年生草本。別名ハマミズナ,ハマスベリヒユ[1][2]。
特徴
[編集]植物体は多肉質。茎は匍匐して広がり、節から枝を出す。葉は対生、線形で長さ4–5 cm、幅約8 mm、緑色で無毛、光沢がある。葉腋に短い柄を出し、直径約13 mmの星形の花を春から秋に咲かせる。花を構成する萼裂片は二等辺三角形で花弁はない。基準変種var. portulacastrumは萼裂片が淡紅色[3]、変種シロミルスベリヒユSesuvium portulacastrum (L.) L. var. griseum[4]は萼裂片が白い。
分布と生育環境
[編集]トカラ列島以南の南西諸島と小笠原諸島。世界中の熱帯から亜熱帯にかけて分布。匍匐枝によって繁殖し、単一種で群生することが多い。茎や枝の一部が海水に運ばれ散布される。耐塩性が高く、海水をかぶっても枯れることはない[3]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 中西弘樹『フィールド版日本の海岸植物図鑑』トンボ出版、2020年、152頁。ISBN 9784887162266。
- 琉球の植物研究グループ「ミルスベリヒユ」『「琉球の植物」データベース』、国立科学博物館、2018年。
- 片野田逸朗『琉球弧・植物図鑑 from AMAMI』南方新社、2019年、161頁。ISBN 9784861244056。
- 田代安定「太平洋諸島巡歴報告第一回」『植物学雑誌』第4巻、第38号、125–131頁、1890年 。