ムハンマド5世 (クランタン州)
ムハンマド5世 Vسلطانمحمد | |
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マレーシア国王 | |
ムハンマド5世(2017年撮影) | |
在位 |
2010年9月13日 - (クランタン州スルターン) 2016年12月13日 - 2019年1月6日 (マレーシア国王) |
就任式 | 2017年4月24日 |
出生 |
1969年10月6日(55歳) |
選挙君主制 | アブドゥラ |
配偶者 | オクサーナ・ヴォエヴォジナ[1](2018年 - 2019年) |
ムハンマド5世(マレー語: Vسلطانمحمد)は、マレーシア・クランタン州のスルターン(在位:2010年9月13日 - )。マレーシアの第15代国王(在位:2016年12月13日 - 2019年1月6日)。
退位
[編集]マレーシアの国王は各州スルタンの互選によって決定され、その任期は5年である[2]。したがって2016年12月13日に即位したムハンマド5世の在位期間は、2021年12月12日までの予定だったが、2019年1月6日に、独立以来初めての退位を行った。
ムハンマド5世は、2018年11月初頭から二か月ほど療養していた[3]。このこともあって、マレーシアでは任期途中で退位するとの臆測が一部で出ていた[2]。なお、療養中にミス・コンテストでの優勝経験を持つロシア人女性と成婚したという噂が流れた[3](事実だった)。国王の休養には事前の理由説明が必要にもかかわらず、ムハンマド5世は規定を守らなかったため、職務を疎かにしたという批判を受けていた[4]。一部報道によれば、別のスルターンから1月9日までに自主的に退位するよう迫られたという[4]。
2019年1月24日、統治者会議によってパハン州のスルターン、アブドゥラが後継国王に選出された[5]。
家族
[編集]2004年に旧パタニ王家の末裔と結婚したが、4年で離婚した[4]。
療養中の2018年11月22日、モスクワ郊外のバルビカにあるコンサートホールで、「ミス・モスクワ2015」の優勝者であるオクサーナ・ヴォエヴォジナと結婚したとされる[6][1]。なお、彼女に王族の称号「ダティン」を与えると王宮が発表している[1]。2019年5月には男児が誕生したが、ムハンマド5世は6月22日に一方的に離婚を宣言した[7]。
出典
[編集]- ^ a b c “「ミス・モスクワ」と結婚した王が王位を放棄”. スプートニク. (2019年1月7日) 2019年3月16日閲覧。
- ^ a b “マレーシア国王、任期途中で辞任”. 日本経済新聞. (2019年1月6日) 2019年3月16日閲覧。
- ^ a b “マレーシア国王が退位、ミスコン優勝のロシア女性と結婚のうわさ”. AFP. (2019年1月6日) 2019年3月16日閲覧。
- ^ a b c “愛のために王冠を脱いだマレーシア国王”. 東亜日報. (2019年1月8日) 2019年3月16日閲覧。
- ^ “マレーシア、第16代国王を選出 15代の退位受け”. CNN. (2019年1月25日) 2019年3月16日閲覧。
- ^ 大塚智彦 (2019年1月8日). “マレーシア国王、ロシア美女へ愛を捧げ電撃退位”. ニューズウィーク日本版 2019年3月16日閲覧。
- ^ “マレーシア前国王、元ミスと離婚=イスラム教徒の「3回唱和」で”. 時事通信. (2019年7月24日) 2019年12月5日閲覧。
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