メシルジュ
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種類 | 梅酒 |
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発祥国 | 朝鮮 |
アルコール 度数 | 10-35% |
原料 | 梅 |
Korean name | |
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各種表記 | |
ハングル: | 매실주 |
漢字: | 梅實酒 |
RR式: | maesil-ju |
MR式: | maesil-chu |
IPA: | [ko] |
メシルジュ(Maesil-ju)は、ウメの実を浸漬させたアルコール飲料である。メシルジュの正確な起源は分かっていないが、高麗時代(918-1392年)に遡ると考えられている[1].[2][3][4][5]。
材料
[編集]メシルジュはウメの実を用いて作る。熟して黄色くなった黄梅が好まれるが[6][7][8]、未熟で固く香りの少ない青梅も用いることができる[8][9]。傷があったり熟しすぎた実は、酒を濁らせてしまう[8]。ウメの種子とアルコールが直接触れると、種子に含まれるアミグダリンにより、少量のシアン化水素が生じてしまう[10]。しかし、長年熟成させると毒性は消える[10]。熟した果実は、アミグダリンの含量が減る。
1㎏のウメの実に対し、3リットルのソジュ(アルコール度数20%)と100-150gの砂糖が用いられる[8]。砂糖は蜂蜜、ソジュは他の蒸留酒で代替することができる[8]。
作り方
[編集]ウメの実を冷水で洗い、トレイの上で1日乾燥させる[8]。乾燥したウメの実とソジュを滅菌したガラスまたは陶器の容器に入れ、約100日間浸漬させる[8]。その後、果実を取り出し、砂糖を加える[8]。すぐに飲むこともできるが、3-6か月熟成させると、風味が格段に増す[8]。
市販
[編集]市販のメシルジュとしては、Mae hwa soo[11]、Matchsoon[12]、Seoljungmae[13]等が人気がある。
関連項目
[編集]出典
[編集]- ^ “What Is Maeshil-ju” (英語). www.travellingsouthkorea.com. 22 August 2022閲覧。
- ^ “maesil-ju”. Standard Korean Language Dictionary. National Institute of Korean Language. 23 March 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。22 March 2017閲覧。
- ^ Nguyen, Stacy (22 December 2010). “10 Asian food makeovers for your holiday party”. Northwest Asian Weekly. 23 March 2017閲覧。
- ^ Joshi, V. K.; Panesar, P. S.; Rana, V. S.; Kaur, S. (2017). “Science and Technology of Fruit Wines: An Overview”. In Kosseva, Maria R. (English). Science and Technology of Fruit Wine Production. London: Academic Press. pp. 49. ISBN 9780128008508
- ^ Shaw, Lucy (20 November 2012). “db Eats: Bibigo”. The Drinks Business (magazine). 23 March 2017閲覧。
- ^ “maesil”. Standard Korean Language Dictionary. National Institute of Korean Language. 23 March 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。22 March 2017閲覧。
- ^ “hwangmae”. Standard Korean Language Dictionary. National Institute of Korean Language. 23 March 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。22 March 2017閲覧。
- ^ a b c d e f g h i 손, 수정 (20 May 2013). “새콤달콤 향긋한 '매실청·매실주' 제대로 알고 담그세요” (朝鮮語). The Farmers Newspaper. ISSN 1227-5778 22 March 2017閲覧。
- ^ “cheongmae”. Standard Korean Language Dictionary. National Institute of Korean Language. 23 March 2017時点のオリジナルよりアーカイブ。22 March 2017閲覧。
- ^ a b 권, 대익 (21 June 2016). “청매실 독성 논란, 진실은?” (朝鮮語). Hankook Ilbo 22 March 2017閲覧。
- ^ “MAE HWA SOO”. HiteJinro. 22 March 2017閲覧。[リンク切れ]
- ^ “Matchsoon”. Bohae. 14 April 2015時点のオリジナルよりアーカイブ。22 March 2017閲覧。
- ^ “Seoljungmae”. Lotte Chilsung. 30 May 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。22 March 2017閲覧。