メタンフェタミン・ルールズ
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メタンフェタミン・ルールズ(英語: Methamphetamine Rules[1]、「覚醒剤は最高だ」の意)は、2023年7月に生まれたオーストラリアの男児につけられていた名前である[2]。アナウンサー、ジャーナリストのカーステン・ドライスデールの息子。
概要
[編集]2023年7月、1人の男児が生まれた[2]。同年9月、オーストラリア放送協会に勤める母親のカーステン・ドライスデールは、自らが担当するテレビ番組の視聴者から、「赤ちゃんにどんな名前をつけてもいいのか」という質問を受けた。これについてドライスデールは州当局に問い合わせたが回答を得られなかった。そのため、役所が非常識な命名を認めるのかを試すためにあえて「覚醒剤は最高だ」という意味を持つ「メタンフェタミン・ルールズ」という名前を自身の息子につけて届け出た。ドライスデールは「却下されるだろう」と見込んでいたが、州当局はこれを受理し、公式の出生証明書を発行した[3][4]。
この経緯をドライスデールが番組で公表したところ、命名の在り方や役所の対応を巡る論争に発展し、州当局はチェックを強化する方針を打ち出すこととなった。ドライスデールには「子供の人生を弄んだ」などと厳しい批判が殺到したことから、同年12月に改名の手続きを取った。新しい名前は公表していない[4]。ただし、改名前の名前は正式に変更された後も記録に残ることになる[2]。
出典
[編集]- ^ “Australian journalist calls her baby ‘Methamphetamine Rules’ as a test of naming regulations”. The Guardian (2023年9月19日). 2023年12月18日閲覧。
- ^ a b c “Fact or Fiction: Did an Australian woman really name her baby 'Methamphetamine Rules?'”. 10 News (2023年9月21日). 2023年12月18日閲覧。
- ^ “新生児名に「覚醒剤最高」 役所試した親、受理され物議―豪”. 時事ドットコム (2023年12月14日). 2023年12月18日閲覧。
- ^ a b “「覚醒剤ちゃん」の出生届、日本では受理される? わが子の名前、どこまで許されるのか聞いてみた”. 東京新聞 (2023年12月15日). 2023年12月18日閲覧。
関連項目
[編集]- 悪魔ちゃん命名騒動 - 日本で起きた命名騒動。
- Brfxxccxxmnpcccclllmmnprxvclmnckssqlbb11116 - 読みは「アルビン(Albin) 」。スウェーデンの夫婦が子に付けようとした名前。ただしこちらは却下されている。