メチルアスパラギン酸ムターゼ
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メチルアスパラギン酸ムターゼ(Methylaspartate mutase、EC 5.4.99.1)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。
- L-トレオ-3-メチルアスパラギン酸 L-グルタミン酸
従って、この酵素の基質はL-トレオ-3-メチルアスパラギン酸、生成物はL-グルタミン酸である。
この酵素は異性化酵素、特にその他の基を移す分子内転位酵素に分類される。系統名は、L-トレオ-3-メチルアスパラギン酸 カルボキシ-アミノメチルムターゼ(L-threo-3-methylaspartate carboxy-aminomethylmutase)である。グルタミン酸ムターゼ、グルタミン酸イソメラーゼ等とも呼ばれる。この酵素は、c5-分岐二塩基酸の代謝に関与している。補因子としてコバミドを必要とする。
構造
[編集]2007年末時点で、8つの構造が解明されている。蛋白質構造データバンクのコードは、1B1A、1BE1、1CB7、1CCW、1FMF、1I9C、1ID8、2PWHである。
外部リンク
[編集]- BARKER HA, ROOZE V, SUZUKI F, IODICE AA (1964). “THE GLUTAMATE MUTASE SYSTEM. ASSAYS AND PROPERTIES”. J. Biol. Chem. 239: 3260–6. PMID 14245371.
- Weissbach H, Toohey J and Barker HA (1959). “Isolation and properties of B12 coenzymes containing benzimidazole or dimethylbenzimidazole”. Proc. Natl. Acad. Sci. USA 45 (4): 521–528. doi:10.1073/pnas.45.4.521.