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メトロポール・ニース・コート・ダジュール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
メトロポール・ニース・コート・ダジュール
Métropole Nice Côte d'Azur
フランスの旗 フランス
地域圏プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏
アルプ=マリティーム県
コミューン数49
創設2011年12月31日
庁舎ニース
行政
 • 議長クリスティアン・エストロジ (LR)
 • 任期2014年2020年
面積
 • 計1,465.8 km2
人口(2014)
 • 計538,555人
 • 密度367人/km2
予算1 576 529 8091 €(2016年)[1]
Code SIREN200030195
ウェブサイトwww.nicecotedazur.org/

メトロポール・ニース・コート・ダジュールMétropole Nice Côte d'Azur)は、フランスアルプ=マリティーム県メトロポールである。国内初のメトロポールとして、2011年12月31日、ニース・コート・ダジュール都市共同体と、アルプ=マリティーム県の3つの自治体間連合が参加して誕生した[2]。49のコミューンで構成され、人口は約54万人である[3]。メトロポール議会の所在地はニースである。

歴史

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ニース周辺にメトロポリスを創設する構想は、2010年12月16日に施行された地方公共団体改革のための2010年法(fr)により浮上した。メトロポール・ニース・コート・ダジュールは、ニース・コート・ダジュール都市共同体と、ラ・ティネ自治体間連合、メルカントゥール自治体間連合、ヴェジュビー=メルカントゥール自治体間連合、そしてコミューンのラ・トゥールが参加して誕生した。

構成

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メトロポールを構成するのは以下の49のコミューンである[4]コアラーズは創設当初の構成コミューンであったが、2013年1月1日にメトロポールから脱退している[5]

INSEE コミューン 備考
06088 ニース
06006 アスプルモン
06009 ベロル
06066 ボーリュー=シュル=メール
06013 ベルヴェデール
06020 ラ・ボレーヌ=ヴェジュビー
06021 ボンソン
06025 ル・ブロック
06027 カーニュ=シュル=メール
06032 カップ=ダイユ
06033 カロス
06034 カスタニエ
06042 クラン
06046 コロマール
06055 デュラニュ
06059 エズ
06060 ファリコン
06065 ラ・ゴード
06064 ガティエール
06066 ジレット
06072 イロンス
06073 イゾラ (フランス)
06074 ラントスク
06075 ルヴァン
06080 マリー
06102 ランプラ
06103 ロクビリエール
06109 ラ・ロケット=シュル=ヴァール
06110 ルビオン
06111 ルール
06114 サンタンドレ=ド=ラ=ロシュ
06117 サン=ブレーズ
06119 サン=ダルマス=ル=セルヴァージュ
06120 サンテティエンヌ=ド=ティネ
06121 サン=ジャン=カップ=フェラ
06122 サン=ジャネ
06123 サン=ローラン=デュ=ヴァール
06126 サン=マルタン=デュ=ヴァール
06127 サン=マルタン=ヴェジュビー
06129 サン=ソヴール=シュル=ティネ
06144 ラ・トゥール
06146 トゥルネフォール
06147 トゥーレット=ルヴァン
06149 ラ・トリニテ
06151 ユテル
06153 ヴァルデブロール
06156 ヴナンソン
06157 ヴァンス (アルプ=マリティーム県)
06159 ヴィルフランシュ=シュル=メール

人口

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2011年 2012年 2013年 2014年
538613 537769 536327 538555

組織

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メトロポール議会はメトロポールの立法機関である。メトロポール議会は、コミューン議会によって選出された、127人のメトロポール議員から構成される[6]。各コミューンに割り当てられた議席数は、コミューン人口を反映している。大都市であるニースは64議席と、メトロポール議会の半分の議席を占めるのに対し、カーニュ=シュル=メールが10議席、サン=ローラン=デュ=ヴァール6議席、ヴァンス4議席、カロスとラ・トリニテは2議席である。そのほかのコミューンは1議席となっている[7]。メトロポール議会はニースの地中海大学センターでほぼ2か月開催される[8]

メトロポール議会議長は、議員の秘密投票で選出される[8]。現職のエストロジは128票中111票を獲得し、2012年1月9日に選出された[9]

在任期間 氏名 所属 備考
就任 退任
2012年1月9日 現職 クリスティアン・エストロジ 共和党 (フランス 2015-) プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏議会議長、ニース副市長

事業計画

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メトロポールは現在、かつて都市自治体間連合ニース・コート・ダジュールが実施したいくつかの主要事業計画の責任を負っている[10]

  • ニース・トラム1号線のラ・トリニテ方面への延長[11]
  • ニース港からコート・ダジュール空港間のトラム2号線の建設[11]
  • ヴァール川平原へのトラム3号線の建設[11]
  • スラム街の一掃
  • ニースのパストゥール地区、ラリアーヌ地区、レ・ムーラン地区、ノートルダム地区の刷新
  • ヴァール川平原での大スタジアム建設(現在のアリアンツ・リヴィエラ
  • ニース-パリ間のTGV路線建設

脚注

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  1. ^ https://web.archive.org/web/20160820153543/http://www.nicecotedazur.org/uploads/media_items/budget-m%C3%A3-tropole-2016.original.pdf
  2. ^ Décret du 17 octobre 2011 du ministère de l’Intérieur, de l’Outre-mer, des Collectivités territoriales et de l’Immigration portant création de la métropole dénommée « Métropole Nice Côte d’Azur », Journal officiel de la République française, no 242 du 18 octobre 2011.
  3. ^ Christiane Navas, « Nice Côte d'Azur devient la première métropole en France », Les Échos, 2 janvier 2012
  4. ^ Composition de la Métropole Nice Côte d'Azur (200030195)., sur le site de l'Insee.
  5. ^ [1]
  6. ^ 128 initialement lorsque fr:Coaraze faisait partie de la métropole.
  7. ^ Décret du 17 octobre 2011 du ministère de l’Intérieur, de l’Outre-mer, des Collectivités territoriales et de l’Immigration portant création de la métropole dénommée « Métropole Nice Côte d’Azur », Journal officiel de la République française, no 242 du 18 octobre 2011
  8. ^ a b https://web.archive.org/web/20151031030728/http://www.nicematin.com/article/papier/un-president-le-9-janvier.729718.html
  9. ^ https://web.archive.org/web/20140915195619/http://www.nicematin.com/article/derniere-minute/christian-estrosi-elu-president-de-la-metropole-nice-cote-dazur.752614.html
  10. ^ Les cahiers de la compétitivité, 29 janvier 2009.
  11. ^ a b c Schéma de transport Archived 2010年3月25日, at the Wayback Machine., site officiel de la communauté urbaine Nice Côte d'Azur. Consulté le 24 octobre 2009.