メリリャ闘牛場

メリリャ闘牛場
バロック様式のファサード
情報
用途	闘牛場
開館開所	1947年
所在地	スペイン・メリリャ
座標	北緯35度17分05秒 西経02度56分39秒
文化財	重要文化財 (BIC)

メリリャ闘牛場（メリリャとうぎゅうじょう、Plaza de toros de Melilla）は、スペインメリリャにある闘牛場。「闘牛のモスク (mezquita del toreo)」とも呼ばれる。 アフリカにはタンジェ、ルアンダ、オラン、ウクダ、ビリャ・サンフルホ、マプトと共に9つの闘牛場があり、その中で唯一現役で稼働している。ネオバロック様式で、メリリャの近代的な拡張部に位置し、メリーリャ市の歴史的・芸術的区域に含まれており、文化遺産として保護されている。

歴史

メリリャ闘牛場は、ネオバロック様式で建設され、20世紀初頭に紀元前1世紀から2世紀にかけての遺物が発見されたサン・ロレンソの丘の土地に建てられた。建設はアレハンドロ・ブロン・ゴンサレスが率いる建築家チームによるもので、マヌエル・サインス・デ・ビクーニャ、フェデリコ・ファシ、ヘナロ・クリストス、ホセ・バレラらが参加した。1946年1月17日にすでに機能していたこの闘牛場は、1947年9月6日に正式に開場された。

闘牛場の開場式では、司祭のカラスコが祝福を行い、メリーリャの司令官ラダと市長フェルナンド・アルバレス・クラロが出席した。最初の闘牛は1946年9月8日に行われ、公式な開場式はその1年後の1947年9月6日に、スペインのモロッコ高等委員会委員長ホセ・エンリケ・バレラ・イグレシアス中将が出席して行われた。このイベントには、ジタニーヨ・デ・トリアーナ、マヌエル・ロドリゲス・マノレテ、ペピン・マルティン・バスケスといった著名な闘牛士が出演予定であったが、マノレテはリナレスの闘牛場での事故で数日前に亡くなり、またペピン・マルティン・バスケスも参加しなかった。そのため、開場式はドミンゴ・オルテガ、ジタニーヨ・デ・トリアーナ、ルイス・ミゲル・ドミンギン、アグスティン・パラ・パリタによって行われた。

開場式で最初に授与されたトロフィーは、ドミンゴ・オルテガに対してで、彼は2つの耳、1つの尾、そして1つの足を得た。ドミンギンは、最初の雄牛で2つの耳と尾を得、さらに2回の周回を行ったが、午後の7頭目で負傷し、メリーリャの闘牛場で初めての負傷者となった。

1949年の守護聖人の祭りにおいて、司祭フェルナンデスはその礼拝堂を祝福し、その中には「永遠の助けの聖母」の像が安置された。この際、闘牛記者グレゴリオ・コロチャノは、この闘牛場に「闘牛のモスク」とのニックネームを付けた 2018年9月6日、闘牛士フアン・ホセ・パディージャは、彼の栄誉を称えてプレートを披露しました。。

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説明

屋根は地元の石と荷重壁用の粗いレンガ、鉄の梁、赤い瓦で作られている。それは円形のプランを持ち、2階建ての1つのリングと3つの記念碑的な入口があり、傾斜を克服するために階段やスロープを登る必要がある。収容人数は8,000人で、第二級に分類されている。

関連項目

• タンジール闘牛場
• スペインの闘牛場