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メリーアン (曲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
THE ALFEE > ディスコグラフィ > メリーアン (曲)
「メリーアン」
ALFEEシングル
初出アルバム『ALFEE A面 コレクション
B面 ラジカル・ティーンエイジャー
リリース
規格 シングル・レコード
ジャンル ロック
時間
レーベル F-LABEL
作詞・作曲
チャート最高順位
  • 週間7位(オリコン
  • 1983年度年間30位(オリコン)
  • 登場回数32回(オリコン)
  • 3位(ザ・ベストテン
  • 1983年度年間9位(ザ・ベストテン)
ALFEE シングル 年表
暁のパラダイス・ロード
(1983年)
メリーアン
(1983年)
星空のディスタンス
1984年
収録アルバムALFEE'S LAW
幻想飛行
(4)
メリーアン
(5)
誓いの明日
(6)
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メリーアン」(MARIE-ANNE)は、日本バンドALFEE16枚目のシングルで、同シングルの表題曲である。1983年6月21日に発売された。

概要

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初回盤はスリーブジャケットで発売された。このジャケットは、表と裏でバンド名と曲名の印刷の色、使われているメンバーの写真がそれぞれ異なる。

音楽性

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メリーアン

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本作から1985年の「霧のソフィア」まで、シングル表題曲の共同作詞に高橋研を迎えて制作された。

元々はアルバム『ALFEE'S LAW』の収録曲として制作していたが、シングル曲として先行発売され、シングルレコード用に間奏などを短くしたシングル・ヴァージョンが制作された。その後発表された、アルバム・ヴァージョンがオリジナルのサイズで、ギター・ソロ、後奏などは別テイクが収録されている。また、アルバム『ALFEE'S LAW』発売前に、ベスト盤『ALFEE A面 コレクション』(CT版)に先行収録された。

作詞作曲を手掛けたメンバーの高見沢俊彦は「映画『わが青春のマリアンヌ』のヒロイン[注釈 1]をイメージして書いた」と述べている[1][注釈 2]。歌詞が出来上がっていない時の仮タイトルは「ベルリンの露」であった。後にテレビ番組等のインタビューで、高見沢直筆の当時の楽譜がメンバー間で「露」が「霜」に見えたと逸話が語られた。

ラジカル・ティーンエイジャー

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ライヴでは大合唱になる楽曲。メンバーもステージにて使用していたツアー・グッズでもあるリストバンドに「RADICAL TEENAGER」と採用されたことがある(下記のカバー・関連企画も参照)。

チャート成績

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ALFEEが『ザ・ベストテン』初出演時にコンサートを行った大阪城音楽堂大阪市中央区

当初はオリコントップ10圏外であったが、徐々に人気が上昇し、初めてオリコントップ10入りを果たす。

テレビ出演

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TBS系列の音楽番組『ザ・ベストテン』1983年8月11日放送回の「今週のスポットライト」に出演した[3]。同番組のランキングには4週後の9月8日放送回で7位に初ランクインを果たし、同日に「メリーアン」を大阪城野外音楽堂からの中継で生披露するが、衛星中継だったために音声と映像が合わないハプニングが発生した[3]

同年末には、「メリーアン」で『第34回NHK紅白歌合戦』に初出場[3]

収録曲

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全作曲:高見沢俊彦

  1. メリーアン (4:14)
  2. ラジカル・ティーンエイジャー (4:38)
    • 作詞:高見沢俊彦、編曲:ALFEE with 井上鑑

収録作品

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参加ミュージシャン

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カバー・関連企画

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発売当時の1983年10月8日、『オレたちひょうきん族』の「ひょうきんベストテン」で、ヒップアップと共演した(映像作品『オレたちひょうきん族 THE DVD (1981-1982)』で確認可能)。

本作発売から1年後の1984年には香港の歌手アラン・タムが、日本におけるデビュー・アルバム『夏の寒風』にてカバー。同年に香港でリリースした広東語アルバム『愛的根源』では広東語の歌詞をつけて「捕風的漢子」というタイトルでカバーしている。

1995年9月27日にcutting edgeより発売された『THE ALFEE MEETS DANCE』に英語バージョンで収録されている。タイトルは「Mary Ann」。

2004年12月31日から2005年1月1日にかけ行われた「30th anniversary Count Down 2005 TIME AND TIDE」のパンフレットの表紙には、1983年のオリジナルのジャケット画像をモチーフにして新たに撮影し直した画像が採用された。

2006年NHK教育テレビの『金曜かきこみTV』の企画にて、高見沢が弾く「わんこそばギター」が製作され、同年の春ツアーのNHKホールのライヴでは、「メリーわん」として一部分歌詞を変更して演奏された。

2007年、高見沢とも親交の深いAnchangによりカバーされた(シングル「コブラツイスト」のカップリング)。

2011年サントリーボス「ゼロの頂点」8cm特典CDに採用され、レコードジャケットがミニサイズで復刻された(カップリング曲「ラジカル・ティーンエイジャー」は未収録)。

2015年、春のコンサートツアーグッズで、焼き饅頭「メリーあん」が販売された。音楽ユニット『LieN』のヴォーカル・三谷朋世は、同年5月30日のNHKホール公演時に購入した際「リアンつながりで勝手に共演の図」とツイッターで紹介している[5]

2019年、春のコンサートツアーグッズにて、上記同様、4年振りに焼き饅頭「メリーあん Premium」が販売された(外箱と中身のパッケージのデザインは2015年版とは異なる)。

「RADICAL TEENAGER」仕様のリストバンドは、1984年1996年春、2014年春、2019年春、2024年春のコンサートツアーグッズに採用された。

2024年、デビュー50周年記念ツアーにて「メリーあん 極(きわみ)」が販売された。公式サイトによれば「北海道産のあずきに良質なバターを加えた、奥深い風味豊かなあんを包んだ焼き饅頭」で、メンバーのトレーディングカード3枚が付属する[6]

同年、春のコンサートツアーにて、盆踊りバージョンの「メリーアン音頭」が披露された(振付は、TikTokクリエイターの中野亜紀が担当した)[7]。また7月7日デジタル配信された[8]

同じく同年の8月14日に発売されたデビュー50周年記念のトリビュートアルバム五十年祭」では、打首獄門同好会によってカバーされた[9]

本曲はダチョウ倶楽部がネタとして披露することでも有名で、実際に本曲によるTHE ALFEEとダチョウ倶楽部のコラボも度々行われている(2015年12月の日本武道館ライブ[10]、2017年12月の2017 FNS歌謡祭第一夜[11]など)。

リリース履歴

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# 発売日 リリース 規格 品番 備考
1 1983年6月21日 (1983-06-21) F-LABEL / キャニオン・レコード EP 7A 0288
2 1988年6月21日 (1988-06-21) F-LABEL / ポニーキャニオン 8cmCD S10A 0124 初CD化

脚注

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注釈

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  1. ^ 同映画のヒロイン「マリアンヌ」を英語読みすると、「メリーアン」になる。
  2. ^ なお町山智浩は、本曲の歌詞について「映画のテーマを見事に語っている」と評している[2]

出典

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  1. ^ 「うたの旅人 ジ・アルフィー「メリーアン」 幻想映画から初ヒット曲」、朝日新聞2012年10月13日付朝刊(東京本社版)、be on Saturday、e1面。
  2. ^ 町山智浩『トラウマ映画館』集英社、2011年、164頁。ISBN 9784087713947NCID BB05557472 
  3. ^ a b c Remember!ザ・ベストテン・今月のスポットライト「メリーアン」 - 「Uta-net」(2016年2月16日
  4. ^ メリーアン(THE ALFEE) / コード譜 / ギター - J-Total Music!”. Jトータルミュージック. 2016年8月27日閲覧。
  5. ^ 三谷朋世 (2015年5月30日). “初アルフィーライブ♪ グッズ売り場でこんなんみつけた。「メリーあん」”. Twitter. 2017年3月18日閲覧。
  6. ^ 焼き饅頭 メリーあん 極(きわみ) - THE ALFEE Mobile
  7. ^ THE ALFEE「メリーアン音頭」振付け解説動画”. ALFEE.COM OFFICIAL SITE. 2024年7月8日閲覧。
  8. ^ 名曲「メリーアン」に盆踊りバージョンが 7月7日、盆踊りシーズンに向けて配信決定!”. ユニバーサルミュージックジャパン公式サイト. 2024年7月8日閲覧。
  9. ^ 偉大なるアーティスト11組が参加した THE ALFEEトリビュートアルバム「五十年祭」が8/14(水)発売決定!”. THE ALFEE (2024年7月7日). 2024年8月14日閲覧。
  10. ^ THE ALFEE×ダチョウ倶楽部、武道館で「メリーアン」コラボ - 音楽ナタリー・2015年12月25日
  11. ^ 第一夜 - 2017 FNS歌謡祭

外部リンク

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