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メンガ支石墓

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
世界遺産 アンテケーラのドルメン遺跡
スペイン
メンガ支石墓の入口
メンガ支石墓の入口
英名 Antequera Dolmens Site
仏名 Site de dolmens d’Antequera
登録区分 文化遺産
登録基準 (1),(3),(4)
登録年 2016年
公式サイト 世界遺産センター(英語)
使用方法表示

メンガ支石墓 (スペイン語: Dolmen de Menga)は、スペインアンダルシア州マラガ県アンテケーラ近郊にある支石墓(ドルメン)。ビエラ支石墓と合わせてヨーロッパの先史時代を代表する巨石建造物であり、ヨーロッパ屈指の大きさを持つ巨石建造物である[1][2]

特徴

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メンガ支石墓の位置(スペイン内)
メンガ支石墓
メンガ支石墓
スペインにおける位置
メンガ支石墓の内部

建設されたのは青銅器時代の紀元前3000年に遡る。埋葬地であるメンガ支石墓の横幅は5m、高さは4mであり、奥行は25mである。支石墓には32の巨石が用いられており、最大の巨石は重量が約180トンに達する。この支石墓は支配者階級の墓であるとされており、巨石の構築や中央部への通路が完成した後に、巨石構造は今日にみられるように土で覆われたとされている。

アンテケーラ近郊には他の巨石建造物もみられる。メンガ支石墓はビエラ支石墓から70メートル離れた場所にあり[3]エル・ロメラル遺跡から4キロメートル離れた場所にある[4]

歴史

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メンガ支石墓はビエラ支石墓やエル・ロメラル遺跡よりも早く発見されている。19世紀に支石墓が発掘された際、考古学者が支石墓内部で数百人分の人骨を発見した。

2016年にトルコイスタンブールで開催された第40回世界遺産委員会では、メンガ支石墓を含むアンテケーラ近郊の支石墓遺跡群が「アンテケーラのドルメン遺跡」として世界遺産(文化遺産)に登録された[1][5]

脚注

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  1. ^ a b Antequera Dolmen Sites”. UNESCO (2012年1月17日). 2017年4月20日閲覧。
  2. ^ Journal for the History of Astronomy. Science History Publications. (1994). p. 556. https://books.google.com/books?id=1doSAQAAMAAJ&q=%22Dolmen%20de%20Menga%22 
  3. ^ Dólmenes de Antequera”. Nueva Acropolis Malaga. 2017年4月20日閲覧。
  4. ^ Conjunto Arqueológico Dólmenes de Antequera”. アンダルシア州政府文化省 (June 15, 2011). 2011年6月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年4月20日閲覧。
  5. ^ World Heritage Centre (2016), Nominations to the World Heritage List, https://whc.unesco.org/archive/2016/whc16-40com-8B-en.pdf pp.29, 47

外部リンク

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座標: 北緯37度01分26秒 西経4度32分54秒 / 北緯37.02402度 西経4.54846度 / 37.02402; -4.54846