メンフィス・サスペンション鉄道
メンフィス懸垂鉄道 (マッド・アイランド・モノレール) | |
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基本情報 | |
国 | アメリカ合衆国 |
所在地 | テネシー州メンフィス |
種類 | 懸垂式モノレール |
開業 | 1982年 |
廃止 | 2018年 |
詳細情報 | |
総延長距離 | 518 m |
路線数 | 1路線 |
駅数 | 2駅 |
メンフィス・サスペンション鉄道(メンフィスサスペンションてつどう、英: Memphis Suspension Railway)は、マッド・アイランドのエンターテイメント・パークとテネシー州メンフィス市内中心部を結んでいた、懸垂式モノレールである。マッド・アイランド・モノレール(英: Mud Island Monorail)とも呼ばれる。
1982年7月3日に、モノレールの開通式が行われ[1]、モノレールはウルフ川ラグーンを越えてマッド・アイランドの南端に繋がる歩道橋の下を通っている。
当路線は、スイスで製造し1981年夏に配備された、2両の懸垂式車両を有している[2]。 全長518m (1,700ft)の歩道橋は、1981年6月29日に歩行者に開放された。モノレールは、1982年7月まで運行されていなかった[2]。 車両は内蔵モーターの代わりに、長さ1,067m (3,500ft)の外部ケーブルによって駆動されている[3]。 2両の車両は、ダウンタウン側のフロント・ストリート・ターミナルおよびマッド・アイランド・ターミナル間の平行トラック上を、同時に前後に往復している。 各車両は、最大乗客定員が180人であり、11.3km/h (7mph)の速度で移動している[4]。
船舶の航行する水路に橋を架ける際、アメリカ沿岸警備隊はヘルナンド・デ・ソト橋と同じ桁下高を確保すべきと述べた[5]。 その結果、現在の高さで橋が建設されている。
事件および事故
[編集]1994年6月19日に、メンフィス州立大学の女子学生シェリー・マックナイト(当時19歳)が1両の車両外側の窓ガラスを清掃中に7.9m下に転落して死亡した[6]。原因は、メンフィス警察による偶発的な取調べによるものであった[7]。彼女の家族は、彼らがメンフィス市に対して起こした訴訟に敗訴した。
大衆文化において
[編集]1993年の映画『ザ・ファーム 法律事務所』での「ミッチ・マクディーア」はトム・クルーズが演じており、彼を殺そうとする「ザ・ファーム」から逃げるために当鉄道を利用している[8]。
脚注
[編集]- ^ Callahan, Jody (1996年7月11日). “Still afloat - Mud Island celebrates 14th year, feels growing pains”. The Commercial Appeal
- ^ a b “Mid-South memories - Come on in”. The Commercial Appeal. (2006年6月19日)
- ^ Thomas, William (1992年4月25日). “Manager undaunted by crumbles, leaks, rust”. The Commercial Appeal
- ^ Mud Island River Park. “Mud Island River Park: Monorail”. 2007年12月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年1月26日閲覧。
- ^ Harrington, Chris (2002年3月6日). “Bridging Mud Island: The biography of an idea”. The Memphis Flyer
- ^ Coleman, Laura (1994年6月20日). “Extra effort to be dutiful causes fatal fall for Mud Island worker”. The Commercial Appeal
- ^ Johnson, Rob (1994年6月21日). “Fatal Mud Island fall ruled accident”. The Commercial Appeal
- ^ Stewart, Leah (1993年7月25日). “Mud Island gets stream of business - "The Firm" acts as billboard for unadvertised attraction”. The Commercial Appeal