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モモジタトカゲ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
モモジタトカゲ
モモジタトカゲ
モモジタトカゲ Hemisphaeriodon gerrardii
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 爬虫綱 Reptilia
: 有鱗目 Squamata
亜目 : トカゲ亜目 Sauria
下目 : Scincomorpha
上科 : Scincoidea
: トカゲ科 Scincidae
: モモジタトカゲ属 Hemisphaeriodon
: モモジタトカゲ H. gerrardii
学名
Hemisphaeriodon gerrardii
和名
モモジタトカゲ
英名
Pink-tongued skink

モモジタトカゲHemisphaeriodon gerrardii)は、爬虫綱有鱗目トカゲ科モモジタトカゲ属に分類されるトカゲ。本種のみでモモジタトカゲ属を構成する。

分布

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オーストラリア東部[1][2][3]

形態

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全長40-48センチメートル[1]。体型は細長い[1][3]。胴体を覆う列になった鱗の数(体列鱗数)は30-34[3]。尾は頭胴長の110-140%[3]。体色は灰褐色や淡褐色[1]

は桃色[1][2][3]。後肢は頭胴長の25-30%[3]

幼体は頸部から尾先端にかけて明瞭な横縞が入る[1]。舌が青い[1][2][3]。成長に伴い横縞は不明瞭になり(消失する個体もいる)、舌は桃色になる[1]

分類

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以前はアオジタトカゲ属やCyclodomorphus属とする説もあった[1]

生態

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沿岸部の湿度が高い降雨林などに生息するが、乾燥した森林に生息することもある[2]。地表棲だが、尾を巻き付けて木に登ることもある[1][2]夜行性あるいは薄明薄暮性だが[3]、昼間に倒木や岩の上で日光浴することもある[1]

食性は雑食性で、昆虫、陸棲の巻貝などを食べる[2][3]

繁殖形態は胎生。1回に最大25匹の幼体を産む[2][3]。 幼体は全長約6cm。

人間との関係

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ペットとして飼育されることもあり、日本にも輸入されている。欧米で飼育下繁殖された個体が流通するが、流通量は少ない[1]

参考文献

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  1. ^ a b c d e f g h i j k l 海老沼剛 「アオジタトカゲとその近縁種」『エクストラクリーパー』No.2、誠文堂新光社2007年、149頁。
  2. ^ a b c d e f g 疋田努 「モモジタトカゲ」『小学館の図鑑NEO 両生類・はちゅう類』、小学館2004年、104頁。
  3. ^ a b c d e f g h i j 松本通範 「モモジタトカゲ」『爬虫類・両生類800種図鑑 第3版』千石正一監修 長坂拓也編著、ピーシーズ、2002年、136頁。
  • AllAbout爬虫類・両生類/両生類・爬虫類関連情報

関連項目

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