モーシェ・レヴィン

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モーシェ・レヴィン
1980年代中頃
人物情報
生誕 (1921-11-07) 1921年11月7日
ポーランドの旗 ポーランドヴィルノ
(現 リトアニアヴィリニュス
死没 (2010-08-14) 2010年8月14日(88歳没)
フランスの旗 フランスパリ
出身校 テルアビブ大学
パリ大学
学問
研究分野 ロシア史
ソ連史
研究機関 社会科学高等研究院
バーミンガム大学
ペンシルベニア大学
学位 博士号(パリ大学・1964年)
主要な作品 『レーニン最後の闘争』
『ロシア農民とソビエト権力』
主な受賞歴 グッゲンハイム・フェロー(1995年)
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モーシェ・レヴィンフランス語: Moshe Lewin1921年11月7日 - 2010年8月14日)は、ポーランド出身の歴史家。専門はロシア史、ソ連史。

経歴[編集]

1921年、ポーランド・ヴィルノ(現:リトアニア・ヴィリニュス)生まれ。ポーランドで20年を過ごした後、1941年6月の独ソ戦勃発に伴い、ソ連へ渡った。両親は戦時中にホロコーストの犠牲となった。戦後1946年にポーランドへ戻り、1951年イスラエルへ移住。そこでロシア史を修学した。

1960年代フランスへ移住。1966年に西側歴史家として初めてソ連の社会史へ言及した書籍『ロシア農民とソビエト権力』を執筆。フランスやイギリスの大学教授を歴任し、ペンシルベニア大学で歴史学教授を務めた。

2010年8月14日、パリで死去。

著作[編集]

  • 『レーニン最後の闘争』(1969年、河合秀和訳)(Lenin's Last Stuggle、1968年)
  • 『ロシア農民とソビエト権力』(1972年、荒田洋訳)(Political Undercurrents in Soviet Economic Debates、1974年)
  • 『歴史としてのゴルバチョフ』(1988年、荒田洋訳)(The Gorbachev Phenomenon、1988年)
  • The Making of the Soviet System』(1985年)

参考文献[編集]

  • 『歴史家たち』編訳者 - 近藤和彦・野村達朗(名古屋大学出版会、1990年)ISBN 4815801371

脚注[編集]

関連項目[編集]