モーニングワーク
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モーニングワーク(Mourning Work)とは、喪の作業(ものさぎょう)とも言われ、愛着や依存の対象を失うことを意味する「対象喪失」によって生じる心理的過程のことである。
概要
[編集]「喪の作業」の心理的過程は4段階(イギリスの精神分析学者ジョン・ボウルビィ(John Bowlby)による)
- 第1段階:麻痺/無感覚の段階(激しくショックを受けている)
- 第2段階:否認・抗議の段階(対象喪失を認めず、失った対象がいるように振る舞う)
- 第3段階:絶望・失意の段階(激しい失意、抑うつの体験)
- 第4段階:離脱・再建の段階(喪失を受け止め、立ち直る努力をはじめる)
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- mourning work | 日本園芸療法学会
- 今尾真弓「P3-3 成人期慢性疾患患者におけるmourning workプロセスについて」『日本パーソナリティ心理学会発表論文集』第14巻、日本パーソナリティ心理学会、2005年、61-62頁、doi:10.24534/amjspp.14.0_61、NAID 110006429111。
- 橋本望「「悲嘆」概念の変遷に関する一考察 : 喪失という体験に迫る試み」『東京大学大学院教育学研究科紀要』第48巻、東京大学大学院教育学研究科、2008年、213-219頁、doi:10.15083/00031235、ISSN 1342-1050、NAID 120001665941。
- 今尾真弓『慢性疾患患者のモーニング・ワークのプロセス : 思春期・青年期から中年期の心理・社会的影響に注目して』ナカニシヤ出版、2016年。ISBN 9784779510243。 NCID BB20983308 。