モーニング国際新人漫画賞
モーニング国際新人漫画賞(モーニングこくさいしんじんまんがしょう)は、漫画作品を対象とする日本の賞。英文名称はMorning International Comic Competition(M.I.C.C.). 第3回まではMorning International MANGA Competition(M.I.M.C.)と称した。講談社が主催している。
概要
[編集]年1回、世界中から漫画作品の応募を募る。大賞に3,000USドル、副賞に1,000USドルがそれぞれ贈られる。 大賞受賞作は、講談社の週刊漫画誌『モーニング』、増刊『モーニング・ツー』、公式サイトのいずれかに掲載される。大賞受賞者には講談社の編集者が担当として就き、漫画制作に協力するとしている。選考委員長は第1回から第3回まで島田英二郎が、第4回から田渕浩司が担当している。
応募者の国籍は問わない[1]。応募要項は日本語、英語、韓国語、中国語(簡体字、繁体字)、イタリア語、フランス語で提供されている。商業誌には未発表の50ページ以下の作品であることが条件である。作画に利用する画材などの指定はなく、紙以外のメディアでも受け付けているが、その場合は紙に印刷した原稿も提出しなければならない。応募した作品の原稿は返却されない[1]。
2007年に創立され、第1回受賞作品が選ばれてから年1回の開催を経て現在に至る。
受賞作
[編集]第1回
[編集]- 大賞 Bikkuri、Rem(作画)、『Kage no Matsuri(影の祭)』[2]
- 副賞 LIOU MING LAW、『Nigiri Supahero(ニギリ スーパ ヒーロー)』[3]
- 副賞 HWEI LIM、『Vefurrin(物語を紡ぐ者)』[4]
大賞受賞者の国籍はアメリカ、副賞受賞者の国籍はLAWがイギリス、LIMがマレーシアであった。
第2回
[編集]大賞受賞者の国籍は台湾、副賞受賞者の国籍はKinonoが台湾、CHONGがマレーシアであった。
第3回
[編集]大賞、副賞受賞者の国籍はともに台湾であった。
第4回
[編集]- 大賞 金大珍(Kim Daejin)、『響かないこだま』[10]
- 副賞 Michael Aubtin Madadi、『STARFIELDS』[11]
- 副賞 小雷−little thunder−、『APPLE BABY CAT』[12]
大賞受賞者の国籍は韓国、副賞受賞者の国籍はMadadiがイギリス、小雷が香港であった。
第5回
[編集]大賞受賞者の国籍は台湾、副賞受賞者の国籍はブラジルであった。
脚注
[編集]- ^ a b 公式ウェブサイトの第5回応募要領
- ^ [1]
- ^ [2]
- ^ [3][リンク切れ]
- ^ [4]
- ^ [5]
- ^ [6]
- ^ [7]
- ^ [8]
- ^ [9]
- ^ [10]
- ^ [11]
- ^ [12]
- ^ [13]
参考文献
[編集]- “『夏目房之介の「で?」』(ウェブ魚拓)”. ITmedia. 2012年3月7日閲覧。
関連項目
[編集]- アングレーム国際漫画祭
- 講談社漫画賞
- 椎名ゆかり - 本漫画賞の審査員を務める。
- 小学館漫画賞
- 手塚治虫文化賞
- 日本漫画家協会賞
- バンド・デシネ
- 文化庁メディア芸術祭マンガ部門
- 文藝春秋漫画賞
- 読売国際漫画大賞