モーリス・ド・ブロイ
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モーリス・ド・ブロイこと第6代ブロイ公爵ルイ=セザール=ヴィクトル=モーリス(Louis-César-Victor-Maurice, 6e duc de Broglie, 1875年4月27日 - 1960年7月14日)はフランスの物理学者。ルイ・ド・ブロイの兄である。
人物
[編集]パリに生れた。1906年に父の死によってブロイ公爵家を継いだ。子供は早世したため、モーリスの死後、公爵家は弟ルイが継いだ。
海軍兵学校を卒業した後、フランス海軍に9年間在籍した。物理、電磁気学に興味を持ち、1904年に海軍を辞め、ポール・ランジュバンの下で物理学を学び、1908年に学位を得た。X線回折と分光学の研究を行い、結晶を一定速度で回転させて回折パターンを取る方法でX線の吸収を観測した。第一次世界大戦の間は海軍のための通信の仕事をした。大戦後は自宅に実験室を作り、弟ルイと研究を行った。ルイが理論物理学で業績を上げたのに対して、モーリスは実験物理学の方面で活躍した。1928年にヒューズ・メダルを受賞、1934年にアカデミー・フランセーズに、1940年に王立協会のメンバーに選ばれ[1]、1942年にコレージュ・ド・フランスのランジュバンの席を継いだ。
出典
[編集]- ^ "Broglie; Louis Cesar Victor Maurice de (1875 - 1960); Duc de Broglie". Record (英語). The Royal Society. 2011年12月11日閲覧。
前任 ピエール・ド・ラ・ゴルス |
アカデミー・フランセーズ 席次37 第15代:1934年 - 1960年 |
後任 ウジェーヌ・ティスラン |