ヤシュ・エーブ・ショーク
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ヤシュ・エーブ・ショーク | |
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ヤシュ・エーブ・ショークを表すマヤ文字 | |
住居 | ティカル |
別名 |
最初の段階・サメ ヤシュ・モッチ・ショク ヤシュ・チャクテル・ショク |
肩書き | ティカルのアハウ |
ヤシュ・エーブ・ショーク[1](YAX-E:B'-XO:K?、またはヤシュ・モッチ・ショク、ヤシュ・チャクテル・ショクとも)は、マヤ・ティカル王朝初代の王。90年頃、王位に就いたとされる[2]。
概要
[編集]ヤシュ・エーブ・ショークが具体的にいつティカルを統治していたかははっきりしていない。以前の研究では、378年に死亡したティカル王朝第9代の王とされたチャック・トック・イチャーク1世を基準に、ヤシュ・エーブ・ショークの統治年代を推測していた。おおよそ170年から235年、あるいは219年から238年にティカル初代の王として即位したと思われていたが、チャック・トック・イチャーク1世は第14代目の王であることが判明したため、現在ヤシュ・エーブ・ショークの統治年代はおおよそ90年頃とされている。
ヤシュ・エーブ・ショークが統治していたとされる時代はマヤ文明の創設期に当たる。ティカルは初期文明の発展に大きな役割を果たしていた[3][4]。
脚注
[編集]- ^ 「最初の段階・サメ」という意味を持つ
- ^ Martin & Grube 2008, p.26.
- ^ Martin & Grube 2008, pp.26-27.
- ^ “Yax Ehb' Xook”. Mesoweb. Mesoweb Publications. 11 November 2015閲覧。
参考文献
[編集]- Martin, Simon; Nikolai Grube (2008). Chronicle of the Maya Kings and Queens: Deciphering the Dynasties of the Ancient Maya (2nd ed.). London and New York: Thames & Hudson. ISBN 9780500287262. OCLC 191753193
サイモン・マーティン、ニコライ・グルーベ/中村 誠一(監修)、長谷川 悦夫、徳江 佐和子(他訳)
- 『古代マヤ王歴代誌』創元社、2002年 ISBN 4-422-21517-5