ヤニック・ポンセロ
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生誕 |
1986年10月17日(38歳) アヌシー | ||||||||||||||
身長 | 170 cm[1] | ||||||||||||||
選手情報 | |||||||||||||||
代表国 | フランス | ||||||||||||||
所属クラブ | SG アヌシー[2] | ||||||||||||||
ISUパーソナルベストスコア | |||||||||||||||
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ヤニック・ポンセロ(フランス語: Yannick Ponsero, 1986年10月17日[1] - )は、フランスの元フィギュアスケート選手(男子シングル)。2005年世界ジュニアフィギュアスケート選手権2位。2008年フランスフィギュアスケート選手権優勝。
人物
[編集]9歳で2回転アクセルを跳び、10歳で3回転ルッツまでのジャンプに成功[3]。14歳のときには3回転アクセルと4回転サルコウも習得していた[3]。バンクーバーオリンピックを区切りに競技を引退して学業に専念する意向で、将来は理学療法士になることを目指す[3]。
経歴
[編集]オート=サヴォワ県アヌシーで生まれ、3歳のころ姉の影響でスケートを始めた[3][1]。2001-2002シーズンからISUジュニアグランプリに参戦。2004-2005シーズンのJGPクールシュベルでJGP初優勝。2005年世界ジュニア選手権では織田信成に次いで2位となった。翌2006年の世界ジュニア選手権では、ショートプログラムで首位に立ったが、フリースケーティングでのミスが響いて3位に終わった。
2005-2006シーズンからISUグランプリシリーズに参戦。2006-2007シーズンは欧州選手権と世界選手権にいずれも初出場。2008-2009シーズンはNHK杯でGPシリーズ初の表彰台に上る。エキシビションではスキーを履いて登場し、演技中に上着を脱ぎ捨ててアロハシャツに早変わりするユニークなプログラムで会場を沸かせた[4]。欧州選手権でも4位と躍進した。
2010-2011シーズンは国内選、ISUグランプリシリーズにはいずれも参戦せず、学業に専念。冬季ユニバーシアードにのみ出場した。
主な戦績
[編集]2005-2006年シーズン以降
[編集]大会/年 | 2005-06 | 2006-07 | 2007-08 | 2008-09 | 2009-10 | 2010-11 |
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世界選手権 | 14 | 18 | 16 | |||
欧州選手権 | 12 | 12 | 4 | 6 | ||
フランス選手権 | 5 | 2 | 2 | 1 | 2 | |
GP中国杯 | 7 | 5 | ||||
GPエリック杯 | 5 | |||||
GPNHK杯 | 7 | 3 | ||||
GPスケートカナダ | 6 | 6 | 4 | |||
GPロシア杯 | 6 | |||||
GPスケートアメリカ | 5 | |||||
ユニバーシアード | 9 | |||||
ネーベルホルン杯 | 3 | 6 | ||||
ニース杯 | 1 | 1 | 棄権 | |||
NRW杯 | 1 | |||||
エイゴンチャレンジ杯 | 4 | |||||
世界Jr.選手権 | 3 |
2004-2005年シーズンまで
[編集]大会/年 | 2000-01 | 2001-02 | 2002-03 | 2003-04 | 2004-05 |
---|---|---|---|---|---|
フランス選手権 | 14 | 10 | 5 | ||
ニース杯 | 1 J | 1 J | 4 | ||
ユニバーシアード | 10 | ||||
世界Jr.選手権 | 8 | 14 | 9 | 2 | |
JGPブラオエン・シュベルター杯 | 5 | ||||
JGPクールシュベル | 1 | ||||
JGPバルト杯 | 6 | ||||
JGPチェコスケート | 5 | ||||
JGPスケートスロバキア | 3 | ||||
JGPトラパネーゼ杯 | 13 | 6 | |||
JGPハーグ | 9 |
詳細
[編集]2010-2011 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2011年1月30日 - 2月5日 | 第25回冬季ユニバーシアード(エルズルム) | 7 61.85 |
11 110.45 |
9 172.30 |
2009-2010 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2010年1月18日 - 24日 | 2010年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(タリン) | 3 82.40 |
7 137.12 |
6 219.52 |
2009年12月17日 - 20日 | フランスフィギュアスケート選手権(マルセイユ) | 1 82.88 |
2 147.77 |
2 230.65 |
2009年12月3日 - 6日 | 2009年NRW杯(ドルトムント) | 1 79.88 |
1 144.45 |
1 224.33 |
2009年11月4日 - 8日 | 2009年ニース杯(ニース) | 7 59.15 |
- | 棄権 |
2009年10月29日 - 11月1日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(北京) | 6 66.65 |
6 128.47 |
5 195.12 |
2009年10月15日 - 18日 | ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(パリ) | 5 72.50 |
5 133.24 |
5 205.74 |
2009年9月23日 - 25日 | 2009年ネーベルホルン杯[5](オーベルストドルフ) | 13 55.50 |
4 132.06 |
6 187.56 |
2008-2009 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2009年3月22日 - 28日 | 2009年世界フィギュアスケート選手権(ロサンゼルス) | 11 71.83 |
17 122.01 |
16 193.84 |
2009年3月4日 - 8日 | 2009年エイゴンチャレンジ杯(ハーグ) | 3 65.98 |
4 124.95 |
4 190.93 |
2009年1月19日 - 25日 | 2009年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(ヘルシンキ) | 9 67.45 |
1 151.85 |
4 219.30 |
2008年12月19日 - 21日 | フランスフィギュアスケート選手権(コルマール) | 4 71.20 |
1 149.99 |
1 221.19 |
2008年11月27日 - 30日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(東京) | 3 74.39 |
3 142.85 |
3 217.24 |
2008年10月31日 - 11月2日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(オタワ) | 1 78.05 |
6 130.92 |
4 208.97 |
2008年10月15日 - 19日 | 2008年ニース杯(ニース) | 2 72.45 |
1 149.89 |
1 222.34 |
2008年9月25日 - 28日 | 2008年ネーベルホルン杯(オーベルストドルフ) | 8 61.79 |
3 135.92 |
3 197.71 |
2007-2008 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2008年3月17日 - 23日 | 2008年世界フィギュアスケート選手権(ヨーテボリ) | 16 64.46 |
18 117.60 |
18 182.06 |
2008年1月21日 - 27日 | 2008年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(ザグレブ) | 11 59.28 |
12 113.15 |
12 172.43 |
2007年12月6日 - 9日 | フランスフィギュアスケート選手権(メジェーヴ) | 2 82.83 |
2 145.88 |
2 228.71 |
2007年11月22日 - 25日 | ISUグランプリシリーズ ロシア杯(モスクワ) | 4 67.93 |
9 121.83 |
6 189.76 |
2007年11月1日 - 4日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ケベックシティ) | 2 67.09 |
10 111.09 |
6 178.18 |
2007年10月18日 - 21日 | 2007年ニース杯(ニース) | 2 57.80 |
1 114.98 |
1 172.78 |
2006-2007 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2007年3月19日 - 25日 | 2007年世界フィギュアスケート選手権(東京) | 12 68.76 |
15 123.87 |
14 192.63 |
2007年1月22日 - 28日 | 2007年ヨーロッパフィギュアスケート選手権(ワルシャワ) | 10 63.11 |
13 109.16 |
12 172.27 |
2006年12月1日 - 3日 | フランスフィギュアスケート選手権(オルレアン) | 2 78.10 |
2 126.71 |
2 204.81 |
2006年11月9日 - 12日 | ISUグランプリシリーズ 中国杯(南京) | 5 62.90 |
8 114.19 |
7 177.09 |
2006年11月2日 - 5日 | ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(ビクトリア) | 4 69.05 |
6 120.41 |
6 189.46 |
2005-2006 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2006年3月6日-12日 | 2006年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(リュブリャナ) | 2 111.80 |
2 63.29 |
7 107.68 |
3 170.97 |
2005年12月8日-11日 | フランスフィギュアスケート選手権(ブザンソン) | - | 5 64.28 |
4 133.92 |
5 198.20 |
2005年12月1日-4日 | ISUグランプリシリーズ NHK杯(大阪) | - | 4 64.20 |
10 102.00 |
7 166.20 |
2005年10月20日-23日 | ISUグランプリシリーズ スケートアメリカ(アトランティックシティ) | - | 5 61.95 |
6 98.58 |
5 160.53 |
2004-2005 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2005年2月28日-3月6日 | 2005年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(キッチナー) | 3 109.34 |
1 64.90 |
2 120.55 |
2 185.45 |
2005年1月12日-22日 | 第22回冬季ユニバーシアード(インスブルック) | - | 11 | 11 | 10 |
2004年12月10日-12日 | フランスフィギュアスケート選手権(レンヌ) | - | 5 63.05 |
5 116.80 |
5 180.95 |
2004年11月4日-7日 | 2004年ニース杯(ニース) | - | 2 | 4 | 4 |
2004年10月7日-10日 | ISUジュニアグランプリ ブラオエン・シュベルター杯(ケムニッツ) | - | 7 53.00 |
4 97.88 |
5 150.88 |
2004年8月26日-29日 | ISUジュニアグランプリ クールシュヴェル(クールシュヴェル) | - | 1 60.44 |
3 105.60 |
1 166.04 |
2003-2004 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2004年2月29日-3月7日 | 2004年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ハーグ) | 9 | 7 | 10 | 9 |
2003年11月6日-9日 | 2003年ニース杯 ジュニアクラス(ニース) | - | 1 | 1 | 1 |
2003年10月30日-11月2日 | ISUジュニアグランプリ バルト杯(グダニスク) | - | 7 | 6 | 6 |
2003年10月2日-5日 | ISUジュニアグランプリ チェコスケート(オストラヴァ) | - | 5 | 7 | 5 |
2002-2003 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2003年2月24日-3月2日 | 2003年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(オストラヴァ) | 6 | 18 | 14 | 14 |
2002年10月31日-11月3日 | ISUジュニアグランプリ トラパネーゼ杯(ミラノ) | - | 2 | 7 | 6 |
2002年10月3日-6日 | ISUジュニアグランプリ スケートスロバキア(ブラチスラヴァ) | - | 5 | 3 | 3 |
2001-2002 シーズン | |||||
開催日 | 大会名 | 予選 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|---|
2002年3月3日-10日 | 2002年世界ジュニアフィギュアスケート選手権(ハーマル) | 3 | 10 | 8 | 8 |
2001年11月7日-11日 | ISUジュニアグランプリ トラパネーゼ杯(ミラノ) | - | 12 | 15 | 13 |
2001年10月25日-28日 | ISUジュニアグランプリ ハーグ(ハーグ) | - | 8 | 10 | 9 |
2000-2001 シーズン | ||||
開催日 | 大会名 | SP | FS | 結果 |
---|---|---|---|---|
2000年11月29日 - 12月3日 | 2000年ニース杯 ジュニアクラス(ニース) | 1 | 1 | 1 |
プログラム
[編集]シーズン | SP | FS | EX |
---|---|---|---|
2010-2011 | La Corrida 演奏:フランシス・カブレル Diem 演奏:ロドリーゴ・イ・ガブリエーラ |
キャラバン 作曲:ブライアン・セッツァー サマータイム 歌劇『ポーギーとベス』より 作曲:ジョージ・ガーシュウィン 演奏:ルイ・アームストロング シング・シング・シング 作曲:ルイ・プリマ 演奏:ブライアン・セッツァー 振付:ローリー・メイ |
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2009-2010 | 映画『パリの空の下セーヌは流れる』サウンドトラック 作曲:ジャン・ヴィエネル La Belle Vie ボーカル:ダニ・ブリヤン | ||
2008-2009 | ICE 5 (交響曲第5番 ヒップホップバージョン)[6] 編曲:マキシム・マレクー 振付:アモウリー・リオ |
スキー 編曲・振付:ヤニック・ポンセロ[7] | |
2007-2008 | 秋によせて 作曲:ラウル・ディ・ブラシオ 編曲:マキシム・ロドリゲス |
映画『ダ・ヴィンチ・コード』より 作曲:ハンス・ジマー 編曲:マキシム・ロドリゲス トリスタンとイゾルデ 作曲:リヒャルト・ワーグナー 編曲:マキシム・ロドリゲス |
Dans le port d'Amsterdam ボーカル:ジャック・ブレル |
2006-2007 | 夢二のテーマ 映画『花様年華』より 作曲:梅林茂 編曲:マキシム・ロドリゲス |
映画『ダ・ヴィンチ・コード』より 作曲:ハンス・ジマー 編曲:マキシム・ロドリゲス |
サーファー Nathalie 作曲:ジルベール・ベコー |
2005-2006[2] | Les Lacs Du Connemara 作曲:ミシェル・サルドゥー 編曲:マキシム・ロドリゲス |
サーファー | |
2004-2005 | Safari bonga song 曲:サフリ・デュオ |
映画『スクリーム3』より 作曲:マルコ・ベルトラミ 映画『マトリックス リローデッド』より 作曲:ドン・デイヴィス |
フィーバー |
2003-2004 | Vivre Pour le Meilleur 曲:ジョニー・アリディ |
J'attendrai | |
2002-2003 | ベルフェゴール | Nathalie 作曲:ジルベール・ベコー | |
2001-2002 |
脚注
[編集]- ^ a b c 『フィギュアスケートDays Plus 2008-2009男子シングル読本』ダイエックス出版、2008年9月、p.77
- ^ a b 『フィギュアスケート選手名鑑 2006』新書館、2005年12月、p.98
- ^ a b c d 『PASSION 2009 フィギュアスケート男子シングルフォトブック』双葉社、2009年2月、p.112
- ^ 『ワールド・フィギュアスケート 36』新書館、2009年2月、p.53
- ^ バンクーバーオリンピック最終予選。国際スケート連盟主催。
- ^ 編曲はポンセロの友人によるもの。『ワールド・フィギュアスケート 35』新書館、2008年12月、p.32
- ^ 「ヤニック・ポンセロ 陽気な4回転ジャンパー」『フィギュアスケートDays vol.8』ダイエックス出版、2009年2月、pp.52-53