ユビキタス社会
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「いつでも、どこでも」とはパソコンによってネットワークにつながるだけでなく、携帯情報端末をはじめ屋外や電車・自動車等、あらゆる時間・場所でネットワークにつながる事であり、「何でも、誰でも」とはパソコン同士だけでなく家電等のあらゆる物を含めて、物と物、人と物、人と人がつながることである[1]。
ユビキタス(Ubiquitous)とは、ラテン語で「遍在する」「どこにでもある」という意味である。
ユビキタス社会と関連
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日本における国家戦略
[編集]日本国内においてユビキタス社会を推進するためのさまざまなプロジェクトが2000年代半ばまでに誕生している。ここでは、その概要を示す。
- e-Japan (2000〜2005)
- u-Japan (2004〜2008)
- u-Japanとは、「ユビキタスネットジャパン」と呼び、「ユビキタスネットワークが実現した社会」を目指す戦略である。
- u-Japanの"u"は、Ubiquitous / Universal / Unique / User-oriented をイメージしている。
- 総務省は研究機関、企業に、さまざまな研究を委託し、ICT(情報通信技術)を促進している。
e-Japanの委託研究
[編集]- やおよろずプロジェクト (2002〜2005)
- 「横断的科学によるユビキタス情報社会の研究」の通称。
- 株式会社日立製作所システム開発研究所、慶應義塾大学、東京工科大学、東京大学、文部科学省メディア教育開発センター (NIME) 、株式会社ユーディットが参加。
u-Japanの委託研究
[編集]- 電子タグの高度利用活用技術に関する研究開発 (2004〜2007)
- シームレス・タグ情報管理技術 / 相互変換ゲートウェイ技術 / セキュリティ適応制御技術を確立する。
- エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社、日本アイ・ビー・エム株式会社、株式会社NTTデータ、NEC(日本電気株式会社)、株式会社東芝、横河電機株式会社が参加。
- ユビキタスセンサーネットワーク技術に関する研究開発 (2005〜2007)
- ユビキタスセンサーノード技術 / センサーネットワーク制御管理技術 / リアルタイム大容量データ処理・管理技術を確立する。
- ユビキタスプラットフォームとして、UCRモデル (ubiquitous code relation model) を提唱している。
- 三菱電機株式会社情報技術総合研究所、松下電器産業株式会社、パナソニックシステムソリューションズ社が参加。
- アジア・ユビキタスプラットフォーム技術に関する研究開発 (2005〜2007)
- 状況情報処理を実現するユビキタスプラットフォームを策定し、アジア地区でのユビキタスコンピューティングの実証実験を行う。
- ユビキタスプラットフォームとして、UCRモデル (ubiquitous code relation model) を提唱している。
- YRPユビキタス・ネットワーキング研究所が参加。
その他のプロジェクト
[編集]- uPlatea
- 自律移動支援プロジェクト[2]
- 国土交通省推進の下、産・学・官・民が連携、場所情報を提供し、障害者、高齢者をはじめ、すべての人の移動の支援を行う目的ではじまったプロジェクトである。
脚注
[編集]- ^ 平成16年情報通信白書 p86
- ^ uPlatea(慶應義塾大学 徳田研究室 ユビキタスネットワーク実証実験拠点)