ユリシーズ・トーラス
表示
2001マーズ・オデッセイの熱放射撮像カメラが撮影したユリシーズ・トーラス。カルデラ内側の大部分は、隣接するクレーター衝突時の地滑りによる堆積物で覆われている。 | |
種類 | 火山 |
---|---|
天体 | 火星 |
場所 | タルシス地域 |
座標 | 北緯2度58分 西経121度30分 / 北緯2.96度 西経121.5度[1]座標: 北緯2度58分 西経121度30分 / 北緯2.96度 西経121.5度[1] |
直径 | 102.47 km[1] |
ユリシーズ・トーラス (Ulysses Tholus) は、火星に存在する火山。
タルシス地域の、北緯2.96°、西経121.5°に位置する。直径は102.47キロメートル[1]。名前はアルベド地形の古典的な名称に由来する[1]。
西方のやや南には、別の火山であるビブリス・トーラスが存在する。周囲に存在する特徴的な地形としては他に、北方に存在するユリシーズ・コレスとユリシーズ地溝帯に、西方に存在するギガス地溝帯とギガス溝が挙げられる。また、東方にはパヴォニス山が、南方にはアルシア山が位置している。
この地形の名称は、2007年9月19日に変更された。以前はこの地形全体を指す名称として「ユリシーズ・パテラ」が適用されていたが、地形全体を指す名称として「ユリシーズ・トーラス」に変更された。「ユリシーズ・パテラ」は、厳密には中央のカルデラのみを指すものとして、適用対象が変更された。
火星地図
[編集]
出典
[編集]- ^ a b c d "Ulysses Tholus". Gazetteer of Planetary Nomenclature. USGS Astrogeology Research Program.