ヨッヘン・ダウアー
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ヨッヘン・ダウアー(ドイツ語: Jochen Dauer、1952年[1]1月10日 - )は、ドイツのカーレーサー、自動車エンジニアである。ドイツのニュルンベルク[1]に産まれた。
カーレーサー時代
[編集]1975年から1981年までフォーミュラ3の30戦に参戦したが1978年に2回優勝しただけで、才能が豊かとは言えなかった[1]。やがてフォーミュラ2やスポーツカーレースにも参戦した[1]。
ダウアー・レーシング
[編集]1987年にはダウアー・レーシングを設立、ドイツやヨーロッパのレースに参戦したが目立った戦績はない[1]。最終戦は1991年のデイトナ24時間レースで、ポルシェ・962を2台参戦させ、ドライバーがアンドレッティファミリー、アンサーファミリーと豪華メンバーであったにもかかわらずそれぞれ5位、リタイアという結果であった[1]。
ダウアー・シュポルトワーゲン
[編集]その後レースを休止しダウアー・シュポルトワーゲンを設立、ポルシェ・962をロードカーに仕立て直す事業を始めた[1]。開発にポルシェの支援を受けダウアー・962LMは第一号車が1993年9月のフランクフルトモーターショーに出展され、さらに生産された2台がポルシェとヨースト・レーシングに託されて再びレーサーに仕立て直され、1994年のル・マン24時間レースのGT1クラスに出場して総合優勝した[1]。1994年以降もダウアー・962LMの生産に取り組み、少なくとも10台を製造販売した[1]。後にブガッティのロマーノ・アルティオーリからブガッティ・EB110を買い取りダウアー・EB110として発売するなどしているが、2008年に倒産した[1]。
出典
[編集]参考文献
[編集]- 『Racing On466号 特集 ポルシェ962C』三栄書房 2013年9月14日発行 ISBN 978-4-7796-1905-2