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ヨボ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ヨボ(よぼ、: 여보[1])は、朝鮮人を指す日本語の造語[2]

朝鮮語では、同等あるいは若干年下の人に使う呼称[注釈 1][注釈 2]。訳される場合はトーンにより「もし」あるいは「おい」など[4]で特に意味はなかったが、韓国併合前後に日本語の中の外来語となった際に、侮蔑的なトーンを込めるようになって意味が転じた[要出典]。「このヨボ」が「この朝鮮人」[注釈 3][4]の意味である。

王世民は、日本人が使用する「ヨボ」には侮蔑性が含まれているとし[5]今村鞆は、朝鮮人の感情を害する言葉であるとして、内地人が朝鮮人に対して「ヨボ」を使用すべきでないと述べている[2]

脚注

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注釈

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  1. ^ : 여보시오卑語であり、非常に親しい間柄か相手がかなり年下であることを知って使用される場合、「もし」、「ちょっと」、「おい」、夫婦間でお互いの呼びかけとして使用される場合、「おい」、「ねえ」、「あなた」、「おまえ」を意味する感嘆詞[1]
  2. ^ 夫婦間などでは「あなた」とか「お前」とかいう言葉で、本来は柔らかなイントネーションで用いるもの[3]
  3. ^ 差別語としてのヨボは「オイ、コラ」とか「オイ、鮮人」とか言うほどの乱暴なトーンである。[要出典]

出典

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  1. ^ a b 大阪外国語大学朝鮮語研究室 [編]『朝鮮語大辞典』角川書店、昭和61年2月20日、ISBN 4-04-012200-3、1679頁。
  2. ^ a b 今村 1935, p.390-391
  3. ^ 杓『日韓の言語文化の理解』風間書房、2007年。ISBN 978-4-7599-1640-9 [要ページ番号]
  4. ^ a b 王 1935, p.99
  5. ^ 王 1935, p.100

参考文献

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関連項目

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