ヨーゼフ・ルートヴィヒ・ラーベ
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ヨーゼフ・ルートヴィヒ・ラーベ(Joseph Ludwig Raabe、1801年5月15日、ブロディ(ガリツィア)– 1859年1月22日、チューリッヒ(スイス) )は、スイスの数学者である[1]。
生涯
[編集]彼の両親が非常に貧しかったうえに、ラーベは私的なレッスンをしていたため、非常に早い年齢から自身の生活費を稼ぐことを余儀なくされた。彼は、オーストリアウィーンのポリテクニックで1820年に数学を勉強し始めた。1831年秋に、彼はチューリッヒに引っ越した。そこで彼は1833年に数学教授の職を得た。1855年彼は、新しく設立されたスイスのポリテクニックで教授になった[1]。
彼の業績としては、ラーベの収束判定法がある。これは、ダランベールの収束判定法の拡張であり、無限級数が収束級数か発散級数を判定出来る[1]。彼はまた、ガンマ関数の自然対数に関する定積分であるラーベ積分において、その名が知られている[2]。
参考文献
[編集]- Differential- und Integralrechnung (3 volumes) (Zürich, 1839-1847)
- Mathematische Mitteilungen (2 volumes) (1857-1858)
注釈
[編集]- ^ a b c O'Connor, John J.; Robertson, Edmund F., "Joseph Ludwig Raabe", MacTutor History of Mathematics archive, University of St Andrews.
- ^ Bourbaki, N. (2004), Elements of Mathematics Functions of a Real Variable, Springer, p. 318, ISBN 9783642593154.