ヨーロッパキイチゴ
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ヨーロッパキイチゴ | |||||||||||||||||||||||||||
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ヨーロッパキイチゴ Rubus idaeus
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分類 | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Rubus idaeus L. | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
ヨーロッパキイチゴ | |||||||||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||||||||
European (Red) Raspberry |
ヨーロッパキイチゴ(ヨーロッパ木苺)は、バラ科キイチゴ属の1種およびその果実。ラズベリーの1種であり、ヨーロピアンラズベリー (European Raspberry) ともいう。
本来英語でラズベリー、あるいはフランス語でフランボワーズと呼ばれていたのはこの種であり、多くの栽培品種がある。
概要
[編集]小アジア半島原産の落葉性低木[1]。樹高は1 - 2メートル程度。茎は丸い直立性で、無数の棘で覆われている。葉は5から7枚の裂片があり、柄が短く鋸歯状である。表面は滑らかだが、裏面は灰白色の和毛に覆われている。花は下垂し白色で5枚の短い花弁を持ち、6月から8月に開花する。赤もしくは琥珀色の実を付ける。
ヨーロッパキイチゴの種小名は「idaeus」という。古代ギリシア人が紀元前1世紀にイダ山の斜面に生えていたラズベリーを発見したのが起源という伝承がある[1]。また、ギリシャ神話にはゼウスの養母イーデーが、ゼウスのためにラズベリーを摘もうとして指から血を流し、それ以来ラズベリーの実は赤くなったという逸話がある。
4世紀には古代ローマ人によってヨーロッパキイチゴの栽培が行われるようになり、ブリテン島を含めヨーロッパ各地に広まった[1]。16世紀後半には、北アメリカの植民地にもヨーロッパキイチゴの栽培品種が伝わった。
→ヨーロッパキイチゴの利用についてはラズベリーを参照
脚注
[編集]- ^ a b c ジョンソン et al. 2014, pp. 300–303.
参考文献
[編集]- レベッカ・ジョンソン、スティーブン・フォスター、ティエラオナ・ロウ・ドッグ、デビッド・キーファー 著、関利枝子、倉田真木 訳『メディカルハーブ事典』日経ナショナル ジオグラフィック社、2014年。ISBN 9784863132726。