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ライアン・コネル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ライアン・コネルRyann Connell1955年3月25日 - )は、オーストラリアメルボルン出身のジャーナリスト[1]毎日新聞社英語ニュースサイトMainichi Daily News毎日デイリーニューズ; MDN)の編集長やMAINICHI Weeklyの編集長代理等を歴任。

人物・経歴

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就職難のため日本へ渡り、日本人女性と結婚[2]1994年から1996年にかけて八王子市役所に嘱託待遇で勤務。1996年10月、日刊紙時代のMDNの編集部で働き始めるとともにコラム「WaiWai」執筆陣に加わり、試用期間を経て1997年10月から特別嘱託記者、MDNがWeb サイト単独に移行後の2005年 4月には、英文毎日編集部長の下でMDN の編集長(職制には無いが事実上の統括者)となった[3][4]1997年東京都知事の諮問機関「外国人都民会議」に参加し[5]2001年に会議が解消されるまで委員を務めた。2008年 6月27日、毎日新聞社から「WaiWai」問題で休職3か月の懲戒処分を受けた[4]

「WaiWai」問題

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MDNサイトのコラム「WaiWai」で、日本の夕刊紙やタブロイド誌などを出典としながら、低俗な内容や誇張・改変を加えた内容を英語記事にして配信してきたことに対し、2008年前半に入って日本語のインターネット・コミュニティで問題視する意見が相次いだ[4][6]。英文毎日編集部による問題記事の削除・過去記事閲覧停止、同コラムの閉鎖の後、同年 6月27日、毎日新聞社から英文毎日編集部長ら上司とともに処分を受けた[4]

同年 7月20日に毎日新聞社が発表した調査結果では、「担当記者が性的な話題をおもしろがっていた」とされており[3]、ライアン達が意図的に事実ではない情報を選んで英訳、転載し、一部については自ら加筆して配信していたことが示唆されている[7]

また、オーストラリアの新聞 Brisbane Times は、ライアン・コネルについて記事で取り上げた[8]

一方では、人権運動家の有道出人(デイヴィッド・クリストファー・アルドウィンクル)は、「WaiWaiは日本人を知るのに必須です」と擁護し[9]、自分の発言サイトで、WaiWaiを50回以上にわたって援用している[10]

著書

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  • 『タブロイド・トーキョー』シリーズ(マーク・シュライバー他との共著。ロバート・ホワイティングが紹介文を書いている。講談社インターナショナル発行)
    1. 2005年9月発売 ISBN 978-4-7700-2892-1
    2. 2007年4月発売 ISBN 978-4-7700-3060-3
    • 第3弾(ISBN 9784770030856)も2008年9月に発売予定であったが、発行元は「内容があまりに低俗」と判断し、出版を中止した(講談社インターナショナルは発売中止を決定したのは「WaiWai」変態報道に関する騒動が勃発する前であり、直接の原因ではないとしている)[11]

脚注

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  1. ^ Tokyo Wombats Cricket Club(本人によるプロフィール)
  2. ^ 毎日新聞に激震を見舞った「WaiWai」騒動の余波(『』2008年9月号)
  3. ^ a b 英文サイト問題検証(1)」毎日新聞社、2008年7月20日。2008年11月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年11月1日閲覧
  4. ^ a b c d "英文サイト問題の経緯", 毎日新聞社, 2008年 7月20日.
  5. ^ "Tokyo foreigners' council wrangles over voting, job rights". ジャパンタイムズ. 1998年5月12日. 2008年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年6月30日閲覧
  6. ^ 毎日新聞英語版サイト 「変態ニュース」を世界発信」『J-CAST』2008年6月20日。2008年7月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月23日閲覧
  7. ^ 「変態ニュース」毎日新聞3ページに渡り謝罪 外部の警告放置「深刻な失態、痛恨の極み」」『J-CAST』2008年7月20日。2008年7月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月27日閲覧
  8. ^ Norrie, Justin (2008年7月5日). "Japan rails at Australian's tabloid trash". brisbanetimes.com.au. 2021年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月28日閲覧
  9. ^ "Defending the weeklies, as well as Connell and his collaborators, is the unflagging media critic and campaigner for human rights Debito Arudou, who wrote that WaiWai was an essential guide to Japanese attitudes and editorial directives." (Norrie 2008)
  10. ^ debito.orgにおけるWaiWai言及・使用へのリンク, (検索結果54ページへのリンク)2008年7月22日時点での情報
  11. ^ 毎日「変態ニュース」記者の英文新書 「低俗すぎ」で出版中止になっていた」『J-CAST』2008年7月11日。2008年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年7月31日閲覧

関連項目

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外部リンク

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