ライカLマウント
創立 | 2018年 |
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中核企業 | ライカ、パナソニック、シグマ、Ernst Leitz Wetzlar GmbH、DJI、SAMYANG、アストロデザイン |
外部リンク | Lマウントアライアンス公式サイト |
ライカLマウントは、ライカ が自社のミラーレスカメラ のために開発したユニバーサル・マウントの規格である。
Lマウントシステムのうち、TLはAPS-Cサイズのセンサーに対応したシステムであり、SLは35mmフルサイズセンサーに対応したシステムの呼称である。
日本での通称が「Lマウント」である[1]ライカスクリューマウント(またはL39マウント)に関してはライカマウントレンズの一覧を参照のこと。
概要
[編集]L-Mountはライカの登録商標である(国際登録番号1411940[2])。
2014年4月、同マウント規格を採用したAPS-Cミラーレスカメラ「ライカ T」(Typ 701)が発表された。当初はライカTマウントと呼称していた。
2015年10月、35mmフルサイズミラーレスカメラ「ライカ SL」(Typ 601)およびライカTマウントと共通の形状であるライカLマウントが発表された。 フルサイズ用のSLシステム発表に伴い、APS-C用システムの名称をTシステムからTLシステムに移行することが予告された。
2016年11月、「ライカ T」(Typ 701)の後継機である「ライカ TL」の発表に伴い、正式にライカTはライカTLに改められた[3]。
2018年9月25日、フォトキナにて、ライカ、パナソニック、シグマの3社がLマウントアライアンス[4]で協業することを発表した[5]。
2021年10月14日、Ernst Leitz Wetzlar GmbH(エルンスト・ライツ・ウェッツラー)がLマウントアライアンスに参加[6]。
2022年6月16日、DJIがLマウントアライアンスに参加[7]。
2023年7月14日、SAMYANG OpticsとアストロデザインがLマウントアライアンスに参加[8]。計7社となった。
技術情報
[編集]Lマウントは、直径51.6mm、フランジバック20.0mm のバヨネットマウントである[9]。
LマウントのレンズはAPS-C用のTLレンズとフルサイズ用のSLレンズの2種類が存在する。 TLレンズをSLシステムのカメラにマウントした場合、自動的にAPS-Cサイズのセンサーモードに切り替わりクロップされる。 SLレンズをTLシステムのカメラにマウントした場合、画角が狭くなるが使用は可能である。
カメラ製品
[編集]APS-C
[編集]- ライカ T Typ 701(2014)
- ライカ TL(2016)- ライカ T Typ 701の後継機
- ライカ TL2(2017)- ライカ TLの後継機
- ライカ CL(2017)
フルサイズ
[編集]- ライカ SL Typ 601(2015)
- ライカ SL2(2019)
- パナソニック LUMIX DC-S1(2019)
- パナソニック LUMIX DC-S1R(2019)
- パナソニック LUMIX DC-S1H(2019)
- パナソニック LUMIX DC-BS1H(2020)
- パナソニック LUMIX DC-S5(2020)
- シグマ fp(2019)
- シグマ fp L(2021)
- パナソニック LUMIX DC-S5M2(2023)
- パナソニック LUMIX DC-S5M2X(2023)
- パナソニック LUMIX DC-S9(2024)
レンズラインナップ
[編集]レンズアダプタ
[編集]- ライカ R-Adapter L(ライカ Rマウント )
- ライカ S-Adapter L(ライカ Sマウント )- AF/AE可能
- ライカ M-Adapter L(ライカ Mマウント )- 6ビット識別コードを読み取るセンサーを装備しているため、対応レンズの識別が可能となる。
- ライカ PL-Adapter L(PLマウント )
- シグマ MC-21 SA-L(シグマ SAマウント )- AF/AE可能。取り外し可能な三脚座が付属する。
- シグマ MC-21 EF-L(キャノン EFマウント )- AF/AE可能。取り外し可能な三脚座が付属する。
- シグマ MC-31 PL-L(PLマウント )- 取り外し可能な三脚座が付属する。
- Novoflex SL-EOS Adapter(キヤノン EFマウント )- AF/AE可能。純正ではないがライカのオフィシャルショップで購入可能である。
- Novoflex SL/NIK Adapter(ニコン Fマウント )- AF/AE可能
脚注
[編集]出典
[編集]- ^ 株式会社インプレス (2015年11月4日). “ライカSL、その名の由来は?” (日本語). デジカメ Watch 2018年12月10日閲覧。
- ^ j-platpat 2023年8月26日閲覧。
- ^ “New Leica TL System announced” (英語). Leica Forum Blog. (2016年11月8日) 2018年9月23日閲覧。
- ^ “L-Mount: The universal lens bayonet for interchangeable lenses” (英語). l-mount.com. 2018年9月29日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2018年9月25日). “【フォトキナ】ライカ、パナソニック、シグマが「Lマウントアライアンス」で協業 3社からカメラと交換レンズが登場” (日本語). デジカメ Watch 2018年9月29日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2021年10月26日). “Lマウントアライアンスに4社目「エルンスト・ライツ・ウェッツラー」が参加 Leitzバッジのシネマレンズを展開”. デジカメ Watch. 2023年7月27日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2022年6月16日). “DJIが「Lマウントアライアンス」に加入。シネマカメラ用のLマウントユニットを予告”. デジカメ Watch. 2023年7月27日閲覧。
- ^ 株式会社インプレス (2023年7月14日). “Lマウントアライアンスに新たな2社が加入…SAMYANG Opticsとアストロデザイン”. デジカメ Watch. 2023年7月27日閲覧。
- ^ “Lマウント | Q&A”. l-mount.com. 2018年9月29日閲覧。
参考文献
[編集]“Leica SL lenses”. Leica Company Website. Leica Camera AG. 2018年9月23日閲覧。
“Adapter-Finder of Novoflex”. Novoflex Company Website. Novoflex. 2018年9月23日閲覧。
“SIGMA MOUNT CONVERTER MC-21 開発発表”. SIGMA Company Website. SIGMA. 2019年2月28日閲覧。