ラウサヴィーサ
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ラウサヴィーサ[1](古ノルド語: lausavísa、複数形:lausavísur、即興小詩[2]、機会詩[3]と訳される場合もある)は、古ノルド語詩およびその後のアイスランド語詩において、単一スタンザ構成、または物語や主題の連続性で繋ぎ合わせられていないスタンザの集合を指す用語である。
ラウサヴィーサはサガのテクスト中において þá kvað (その時、吟じた)というフレーズと共に紹介されることが多い。
ラウサヴィーサは、歴史上の出来事を裏付けるために当時の人物が作ったとされる詩が引用されている場合と、作中の人物が即興で作った詩として描かれている場合がある[4]。
脚注
[編集]- ^ カナ表記「ラウサヴィーサ」は菅原 (1990), p. 110 にみられる表記。
- ^ 菅原 1982, p. 11.
.即興小詩 - ^ 菅原 1990, p. 110.
〈ラウサヴィーサ〉(機会詩)
. - ^ Clunies Ross 2011, pp. 35 "Lausavísur are usually presented within prose texts as quotation, ..."
参考文献
[編集]- Margaret Clunies Ross (en) (2011). A History of Old Norse Poetry and Poetics. DS Brewer. ISBN 1843842793
- ストレム, フォルケ; 菅原, 邦城(訳)『古代北欧の宗教と神話』人文書院、1982年10月30日。全国書誌番号:83016303。
- ステブリン=カメンスキイ, М・И; 菅原, 邦城(訳)『サガのこころ 中世北欧の世界へ』平凡社、1990年2月9日。ISBN 4-582-30802-3。
外部リンク
[編集]- Carmina Scaldica
- Skaldic Poetry Project - Anonymous lausavísa from Ágrip af Nóregskonunga sǫgum