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ラグ・ママ・ラグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ラグ・ママ・ラグ」
ザ・バンドシングル
初出アルバム『ザ・バンド
B面 アンフェイスフル・サーヴァント
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル ルーツ・ロック
時間
レーベル キャピトル・レコード
作詞・作曲 ロビー・ロバートソン
プロデュース ジョン・サイモン
チャート最高順位
ザ・バンド シングル 年表
クリプル・クリーク
(1969年)
ラグ・ママ・ラグ
(1970年)
タイム・トゥ・キル
(1970年)
ミュージックビデオ
「Rag Mama Rag」 - YouTube
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ラグ・ママ・ラグ」(Rag Mama Rag)は、ザ・バンド1969年に発表した楽曲。翌年シングルカットされ、特に英国でヒットした。

概要

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1969年9月22日発売のセカンド・アルバム『ザ・バンド』に収録された。作詞作曲はロビー・ロバートソン。リード・ボーカルはリヴォン・ヘルム

1970年2月にシングルカットされ[1]全英シングルチャートで16位を記録した。同年3月14日付のビルボード・Hot 100で57位を記録した[2]

本作品は一旦は通常の楽器編成でレコーディングされたが、ロビー・ロバートソンには出来栄えが今一つしっくりこなかった。そのため、リチャード・マニュエルがドラムスを担当したり、プロデューサーのジョン・サイモンがチューバで参加したりするなど、ロバートソン以外のメンバーはすべて変則的な楽器を担当することとなった。ロバートソンは次のように述懐している。「レコーディングするまでは取るに足らない曲だと思っていたけれど、やってみたら非常に特別なものができた。それまでどこにも存在しなかったスタイルの曲さ」[3]

1972年8月発売のライブ・アルバム『ロック・オブ・エイジズ』や、2002年に発売された『ラスト・ワルツ』のボックス・セットなどでライブ・バージョンを聴くことができる。また

2000年発売のアルバム『ザ・バンド』のリイシュー盤に別ボーカルのテイク(ラフ・ミックス)が収録された[4]

2019年11月15日、アルバム『ザ・バンド』の「50周年記念2CDデラックス・エディション」が発売[5]。オルタネイト・バージョン[6]ボブ・クリアマウンテンによるリミックス・バージョンが収録された[7]。同日に発売された「50周年記念スーパー・デラックス・エディション」(6枚組)には、「ラグ・ママ・ラグ(A面)/アンフェイスフル・サーヴァント(B面)」のオリジナルの7インチシングル盤が収録された[8][9]

パーソネル

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脚注

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  1. ^ The Band: Singles Discography
  2. ^ Music: Top 100 Songs | Billboard Hot 100 Chart | THE WEEK OF MARCH 14, 1970
  3. ^ Hoskyns, B. (2006). Across the Great Divide: The Band and America (revised ed.). Hal Leonard. pp. 184–185. ISBN 9781423414421 
  4. ^ The Band (2019年11月14日). “Rag Mama Rag (Alternate Vocal Take Rough Mix)”. YouTube. 2022年3月22日閲覧。
  5. ^ ザ・バンド - 50周年記念2CDデラックス・エディション”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2022年3月22日閲覧。
  6. ^ The Band (2019年9月26日). “Rag Mama Rag (Alternate Version)”. YouTube. 2022年3月22日閲覧。
  7. ^ The Band (2019年11月14日). “Rag Mama Rag (2019 Remix)”. YouTube. 2022年3月22日閲覧。
  8. ^ The Band – The Band (2019, 50th Anniversary Edition, Box Set)”. Discogs. 2022年3月22日閲覧。
  9. ^ ザ・バンド - 50周年記念スーパー・デラックス・エディション”. UNIVERSAL MUSIC JAPAN. 2022年3月22日閲覧。