ラケウデン・リスティ教会
ラケウデン・リスティ教会 | |
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ラケウデン・リスティ教会 | |
北緯62度47分12.4秒 東経22度50分43.2秒 / 北緯62.786778度 東経22.845333度座標: 北緯62度47分12.4秒 東経22度50分43.2秒 / 北緯62.786778度 東経22.845333度 | |
所在地 | Koulukatu 24, 60100 セイナヨキ、南ポフヤンマー県、フィンランド |
国 | フィンランド |
建築物 | |
設計者 | アルヴァ・アールト |
着工 | 1957年 |
完成 | 1960年 |
建築物概要 | |
延床面積 | 1600 m2 |
尖塔数 | 1 |
尖塔の高さ | 65 m |
建築資材 | 石 |
管轄 | |
教区 | セイナヨキ教区 |
ラケウデン・リスティ教会(ラケウデン リスティきょうかい、フィンランド語: Lakeuden Risti)は、フィンランドのセイナヨキにある教会堂である。セイナヨキの教会 (Church Seinäjoki) とも[1][2]。
ラケウデン・リスティ教会は、セイナヨキにある建築群、アールトセンターを構成する建物の1つである[3]。
1951年、建築家アルヴァ・アールトは、セイナヨキの町によって開催された、教会の設計者を募る建築コンペティションに参加した[3]。45に上る設計案が集められた中で、コンペティションの審査委員会の見解によると、アールトによる「ラケウクシエン・リスティ」 (Lakeuksien Risti) という名の設計案が最も優れていた[4]。
教会は、1957年に着工され、1960年に完成した[5]。教会の床面積は、1600平方メートル強である[4]。ホールは、大聖堂の形が取られており、47メートルの長さをもつ他、1200の席がある[4][5]。
祭壇に近づくほど通路が狭く、床が低くなっており、後ろの方が床がおよそ60センチメートル高くなっている[4][5]。祭壇部分の床や祭壇、説教壇には、灰色と白色のイタリア製の大理石が用いられている[5]。祭壇布は、エッレン・アラカントというセイナヨキ出身のテキスタイルデザイナーが手がけたものである[5]。
建物の側面には、細長い形状の窓が規則的に並んでいる[1]。時計塔は、65メートルの高さをもち、塔の足元には、アールトのデザインによる彫刻作品「泉にいる鳩」がある[4]。
教会の北側には、小規模な礼拝堂が設けられており、窓に描かれた「南ポフヤンマーの小川」というタイトルの絵は、アールトによるものである[5]。
脚注
[編集]- ^ a b 和田菜穂子 (2017年9月20日). “北欧の窓 第1回 光のための開口部”. 一般財団法人 窓研究所. 2019年3月10日閲覧。
- ^ “世界のモダンな教会堂 Series F フィンランド視察”. 西村建築設計事務所. 2019年3月10日閲覧。
- ^ a b “アールトセンター”. Visit Seinäjoki. 2019年3月10日閲覧。
- ^ a b c d e “ラケウデンリスティ教会 1960年”. tarinasoitin. 2019年3月10日閲覧。
- ^ a b c d e f “ラケウデンリスティ教会: (1957‒1960)教区センター(1965‒1966)”. セイナヨキ. 2019年3月10日閲覧。