ラスムス・バルトリン
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ラスムス・バルトリン | |
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ラスムス・バルトリン | |
生誕 |
1625年8月13日 ロスキレ |
死没 |
1698年11月4日(73歳没) コペンハーゲン |
国籍 | デンマーク |
研究分野 | 物理学 |
主な業績 | 光線の複屈折 |
プロジェクト:人物伝 |
ラスムス・バルトリン(Rasmus Bartholin, 1625年8月13日 - 1698年11月4日)は、デンマークの医師、文法学者。
経歴
[編集]ロスキレ出身。カスパー・バルトリン(1585–1629)とAnna Fincke(数学者トーマス・フィンケの娘)の間に生まれる[1]。
勉強の一環として、ヨーロッパを10年間旅行した。オランダ、イングランド、フランス、イタリアに滞在した。1647年、コペンハーゲン大学で修士号を取得した。1654年、パドヴァ大学で博士号を取得した。
コペンハーゲン大学の教授を務め、最初は幾何学であったが後に医学の教授を務めた。医学部、司書の長や学長でもあった[2]。1657年に最初のデンマーク語の文法書 De studio lingvæ danicæ をラテン語で著した。
特に、1669年に氷州石(方解石)による光線の複屈折を発見したことで知られる[3]。この現象を正確に描写に発表したが、当時光の物理学的性質が十分に理解されていなかったため、説明することができなかった[4]。およそ1801年にトマス・ヤングが光の波動説を提案した後に説明することができるようになった。
血縁
[編集]兄にトーマス・バルトリン(1616–1680)がいる[5]。
出典
[編集]- ^ “Fincke, Thomas, 1561-1656”. Dansk biografisk Lexikon. 1 August 2019閲覧。
- ^ Erasmus Bartholin School of Mathematics and Statistics. University of St Andrews, Scotland
- ^ Erasmus Bartholin, Experimenta crystalli islandici disdiaclastici quibus mira & insolita refractio detegitur (Copenhagen ("Hafniæ"), Denmark: Daniel Paulli, 1669). English translation: Experiments with the double refracting Iceland crystal which led to the discovery of a marvelous and strange refraction, tr. by Werner Brandt. Westtown, Pa., 1959.
- ^ “Erasmus Bartholin | Danish physician and physicist”. Encyclopedia Britannica. 2022年4月9日閲覧。
- ^ V. Meisen. “Thomas Bartholin”. Dansk Biografisk Leksikon Gyldendal. 1 August 2019閲覧。
外部リンク
[編集]- "De figura nivis". In Thomas Bartolin, De nivis usu medico observationes variae. Accessit D. Erasmi Bartholini de figura nivis dissertatio, p. PA241, - Google ブックス. Copenhagen: P. Haubold, 1661
- O'Connor, John J.; Robertson, Edmund F., “Erasmus Bartholin”, MacTutor History of Mathematics archive, University of St Andrews.
- Bartholin, Erasmus 1625-1698 worldcat.org