ラピドKLサンウェイ線
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BRTサンウェイ線 | |
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専用道とBRT車両(サンU-モナッシュ駅にて) | |
基本情報 | |
国 | マレーシア |
所在地 | セランゴール州 |
種類 | 路線バス (BRT) |
開業 | 2015年6月2日 |
所有者 | プラサラナ・マレーシア |
運営者 | ラピドKL |
詳細情報 | |
総延長距離 | 5.4 km |
駅数 | 7駅 |
保有車両数 | 15台 |
最高速度 | 40km/h |
BRTサンウェイ線(BRT Sunway Line)は、マレーシアのセランゴール州にあるラピドKL(RapidKL Bus)が運行するバス高速輸送システム(BRT)路線である。路線カラーはグリーンで番号はB1である。
東南アジアでは初の高架式BRTである他、全車両が電気バスで運行されている[1]。
概要
[編集]BRTサンウェイ線はサンウェイ-スティア・ジャヤ駅からUSJ7駅までの計7駅、全長5.4kmを結び、スバン・ジャヤ市の主要地域を通る。
全線が高架によるバス専用道であり、都市高速鉄道と類似した機能を持つ。この専用道は一般道路と接続するランプは設けられておらず、またBRTサンウェイ線以外の車両の通行権はない。
本路線の整備における総額は63.4億リンギットとなり、70%がプラサラナ・マレーシア、15%がサンウェイ・グループにより出資され、残りはUnit Kerjasama Awam Swasta(UKAS)の補助金で賄われた[2]。
サンU-モナッシュ駅にはパークアンドライド用の駐車場施設が併設されており、計1153台(うち女性用102台、障害者用23台、オートバイ用121台)分の駐車スペースがある[3]。
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専用道
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高架と駅舎
運用
[編集]2015年6月2日に営業運転が開始された。開業から2か月間は無料で運行された。車両の運転間隔は4~8分である[4]。
2018年12月1日以降、現在の運賃設定となっている[5]。
駅一覧
[編集]駅番号 | 日本語駅名 | マレー語駅名 | 接続路線 |
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SB1 | サンウェイ-スティア・ジャヤ駅 | Sunway-Setia Jaya | KTMコミューター(KD08) |
SB2 | ムンタリ駅 | Mentari | |
SB3 | サンウェイ・ラグーン駅 | Sunway Lagoon | |
SB4 | サンメド駅 | SunMed | |
SB5 | サンU-モナッシュ駅 | SunU-Monash | |
SB6 | サウス・キー-USJ1駅 | South Quay-USJ1 | |
SB7 | USJ7駅 | USJ7 | クラナ・ジャヤ線(KJ31) |
車両
[編集]車両は全て電気バスが使用され、計15台が在籍している[6]。BYD K9に準じた足回りを使用し、車体の製造および架装はグミラン・コーチワークスにより行われた[7][8]。
→詳細は「BYD K9」を参照
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外観
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車内
脚注
[編集]- ^ “Sunway elevated bus rapid transit to start in June”. The Star Online. 2020年2月27日閲覧。
- ^ “Prasarana: More BRT could be built at various locations”. New Straits Times. 2020年2月27日閲覧。
- ^ “Malaysia’s 1st BRT System, BRT-Sunway Line is Now Open”. Sunway Group Malaysia. 2020年2月27日閲覧。
- ^ “The SUNWAY Bus Rapid Transit (BRT) Line: Lessons for The Future1”. Penang Institute. 2020年2月27日閲覧。
- ^ “BRT Sunway Line”. Rapid KL. 2020年2月27日閲覧。
- ^ “Southeast Asia's Largest Zero-Emissions Electric Bus Order Awarded to BYD”. MarketWatch. 2020年2月27日閲覧。
- ^ “BYD INTRODUCTION & GLOBAL EV OPERATION”. BYD SINGAPORE. 2020年2月27日閲覧。
- ^ “HK listing expands horizons for JB bus maker”. The Edge Markets. 2020年2月27日閲覧。