ラムヌロキナーゼ
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ラムヌロキナーゼ(Rhamnulokinase、EC 2.7.1.5)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。 ATP + L-ラムヌロース ADP + L-ラムヌロース-1-リン酸
従って、この酵素の基質はATP、L-ラムヌロースの2つ、生成物はADP、L-ラムヌロース-1-リン酸の2つである。 この酵素は転移酵素、特にアルコールを受容体とするホスホトランスフェラーゼに分類される。この酵素の系統名は、ATP:L-ラムヌロース 1-ホスホトランスフェラーゼ(ATP:L-rhamnulose 1-phosphotransferase)である。この酵素は、ペントースとグルクロン酸の相互変換及びフルクトースとマンノースの代謝に関与している。
構造
[編集]2007年末時点で、この酵素の4つの構造が解明されている。蛋白質構造データバンクのコードは、2CGJ、2CGK、2CGL及び2UYTである。
出典
[編集]- Wilson DM and Ajl S (1957). “METABOLISM OF l-RHAMNOSE BY ESCHERICHIA COLI: II. The Phosphorylation of l-Rhamnulose”. J. Bacteriol. 73 (3): 415–420. PMC 289814. PMID 13416205 .
- D.Grueninger and G.E.Schulz (2006). Structure and reaction mechanism of L-rhamnulose kinase from Escherichia coli.. J. Mol. Biol., 359, 787-797.
- D.Grueninger and G.E.Schulz (2007). Substrate spectrum of L-rhamnulose kinase related to models derived from two ternary complex structures.. FEBS Lett, 581, 3127-3130.