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ラリーアート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラリーアート
RALLIART
種類 自動車
所持会社 三菱自動車工業
使用開始 1984年
ウェブサイト https://www.mitsubishi-motors.com/jp/innovation/ralliart/
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株式会社ラリーアート
RALLIART INC.
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
108-8410
東京都港区芝5丁目33番18号
設立 1984年4月
業種 サービス業
主要株主 三菱自動車工業(100%)
関係する人物 アンドリュー・コーワン(創設者)
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ラリーアート: RALLIART)は、三菱自動車工業スポーツブランドである。以前は子会社として、三菱自動車のワークス・チームを担い、モータースポーツへの参画などを行っていた。

概要

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設立以来、モータースポーツ(世界ラリー選手権ダカール・ラリー等)へワークスチームとしての参加と、それらのイベントに参加するプライベーターへの支援活動、コンペティション用及びスポーツパーツの開発・販売などを行っていた。

2004年、ワークスチームの運営はMMSP GmbH[注釈 1](初代社長:スヴェン・クワント、2代目社長:鳥居勲)が行うこととなった[1]

しかし、経済状況の変化から経営環境が悪化。2010年3月31日をもって業務の大幅な縮小が図られ、主要業務の大半が終了することとなった[2]

2018年11月30日、ラリーアートのウェブサイトは閉鎖され[3]、その後ラリーアートパーツの販売は株式会社テストアンドサービス(創業者:益子治、代表取締役:益子タヱ子)が行った。

かつては日本以外に欧州などにも拠点を持っていたため、一部の拠点は業務縮小に伴い、三菱から独立する形でモータースポーツ活動を継続している(後述)。

2021年5月11日、ブランドの復活および純正アクセサリーとしての幅広いモデルへの展開が発表された[4]

2022年3月、同年のアジアクロスカントリーラリー三菱・トライトンで出場を予定している、タイの「タント・スポーツ」が「チーム三菱ラリーアート」を名乗ることが発表された。また同チームの総監督に増岡浩が就任する[5]

ロゴ

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ロゴは「RALLI」と「ART」の間に赤とオレンジの5本ずつの縦線をはさむもの。このデザインは「ADVAN」(横浜ゴムのタイヤブランド)を手がけたデザイナーによるものである。

沿革

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RALLIARTグレードのあった車及び現在設定されている車

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現在の設定車種

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過去の設定車種

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かつての拠点

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スウェーデン
旧ラリーアート・スウェーデンを母体とするMpart ABが2022年現在も活動を継続している。2017年には三菱・ミラージュ(欧州ではスペーススター)をR5規定相当に改造した「ミラージュR5」を独自に開発し、アジアパシフィックラリー選手権(APRC)に参戦を開始[8](ただしメーカーの協力を得られていないため、正式なホモロゲーションは受けていない)。チームでは将来的にエボリューションモデルの開発も計画している[9]

脚注

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注釈

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  1. ^ 2002年11月設立の三菱自動車のモータースポーツ統括会社。その他イギリスにあるWRC開発拠点のMMSP.Ltdやクロスカントリーラリーの開発拠点でフランスにあるMMSP SAS.が存在する。

出典

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  1. ^ 三菱自動車モータースポーツの新たな挑戦”. 三菱自動車工業(株). 2003年10月9日閲覧。
  2. ^ a b “RALLIART - NEWS - 弊社業務縮小に伴う、一部業務廃止のご案内” (日本語). (2010年3月10日). オリジナルの2018年2月16日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20180216025332/http://www.ralliart.co.jp/10news/100310.html 2013年9月29日閲覧。 
  3. ^ a b RALLIART”. 2018年11月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年11月30日閲覧。
  4. ^ 三菱自動車、2021年度に新型「アウトランダーPHEV」日本導入へ 中期経営計画アップデートで「ラリーアート」ブランド復活を宣言”. Car Watch (2021年5月11日). 2021年5月11日閲覧。
  5. ^ “チーム三菱ラリーアート、増岡浩を総監督に迎えアジアクロスカントリーラリー2022に参戦へ”. オートスポーツ. (2022年3月18日). https://www.as-web.jp/rally/794160?all 
  6. ^ a b 3月リリース! 復活したラリーアートが展開するアクセサリーから目が離せない【東京オートサロン2022】”. Motor-Fan[モーターファン]. 2022年3月6日閲覧。
  7. ^ a b 三菱の「ラリーアート」が復活! 第1弾となるトライトンとパジェロスポーツの特別仕様車をタイで発表 - Webモーターマガジン”. web.motormagazine.co.jp. 2022年3月6日閲覧。
  8. ^ “MパートABの三菱ミラージュR5相当、ラリー北海道は3台をエントリー”. RallyPlus. (2017年7月21日). https://www.rallyplus.net/39095 
  9. ^ Mitsubishi R5 - Mpart Sport

関連項目

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外部リンク

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