ランド・ブロウダー図表
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ランド・ブロウダー図表 | |
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治療法 | |
ランド・ブロウダー図表は1944年に最初に出版され、1942年のココナッツ・グローブ火災の犠牲者を治療した経験に基づく。 |
ランド・ブロウダー図表[1](-ずひょう)は、熱傷面積の計測において、影響を受けた全身の表面積を推定するのに使用される図表方式。ボストン市立病院の一般外科医であるチャールズ・ルンド博士とニュートン・ブロウダー博士によって、1942年にボストンで発生したココナッツ・グローヴ火災で負傷した300人以上の火傷患者を治療した経験に基づいて作成された[2]。
ランド・ブロウダー図表は以前の図表方式と異なり、患者の年齢を考慮しており[3]、子供が年をとるにつれて頭と体表面積の割合を減少し、脚と体表面積の割合を増加する等の調整が出来るため、小児の熱傷面積の計測にも適う。
参考文献
[編集]- ^ “熱傷用語集改 訂版” (PDF). 日本熱傷学会用語委員会、熱傷用語集改訂検討特別委員会. 2021年1月8日閲覧。
- ^ Lurid CC, Browder NC (1944). “The estimation of areas of burns”. Surg Gynecol Obstet 79: 352–8.
- ^ Hettiaratchy, S. Papini, R (July 2004). “ABC of burns: Initial management of a major burn: II—assessment and resuscitation”. BMJ 329 (7457): 101–103. doi:10.1136/bmj.329.7457.101. PMC 449823. PMID 15242917 .