ラ・マンガ
ラ・マンガ | |
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所在海域 | 地中海とマール・メノール |
所属国・地域 | スペイン・ムルシア州 |
ラ・マンガ(スペイン語: La Manga, スペイン語発音: [la ˈmaŋɡa])は、スペイン・ムルシア州のマール・メノールと地中海を隔てる砂州。「マール・メノールのラ・マンガ」(La Manga del Mar Menor)とも呼ばれる。砂州の幅は平均100mであり、パロス岬からモホン岬まで南北に22kmに渡って伸びている。
名称
[編集]ローマ人にはPalusと、ムーア人にはAl Buhayrat Al Qsarandと呼ばれていた。17世紀には呼び名がマール・チコ(小さな海)に変化し、やがてマール・メノール(小さな海)となった。
地理
[編集]もともとマール・メノールは「湖」ではなく地中海に開けた「湾」だった。どちらかの端部から火山性の砂州が徐々に砂や堆積物を集め、湾と地中海の間に現在のような砂丘・岩の植生・長いビーチが形成された。ラ・マンガの砂州は自然に形成された何本かの水路で寸断されており、「ゴラス」と呼ばれるこれらの水路がマール・メノールと地中海の間の水の通行を許している。ラ・マンガやマール・メノールの最寄りの空港はムルシア=サン・ハビエル空港である。
歴史
[編集]1865年1月31日にはパロス岬灯台が稼働を開始した。パロス岬はパロス岬・オルミガス諸島海洋保護区に含まれている。スペイン内戦中の1938年には南端のパロス岬付近でパロス岬沖海戦が行われた。1960年代までラ・マンガの開発は手つかずだったが、1960年代には観光リゾート地として目を付けられ、地域の都市化や観光インフラの建設が行われた。
スポーツ
[編集]マール・メノールと湖内に浮かぶ5つの島では国際的な水上スポーツの大会が開催される。
近隣にはセーリング学校と水上スキー学校が開校しており、ウィンドサーフィン、双胴ヨット、カヌーなども行われる。ロス・ベロネスにはエスタディオ・デ・ラ・マンガがあり、1999年から毎年冬季に北欧諸国のサッカークラブが集まって開催されるラ・マンガ・カップを主催している。
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マール・メノールとラ・マンガ
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マール・メノールとラ・マンガ
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両側に水面が広がる道路
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両側に水面が広がる道路
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この地域の名物であるシエルバ・ケーキ