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ラー麦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ラー麦を使用した麺
ラー麦ラーメンの吊り下げ旗

ラー麦(ラーむぎ)は、福岡県博多ラーメンのために開発した小麦[1]、またその商標である[1]

概要

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福岡県はラーメン県として知られていながら、麺の原料となる小麦粉を外国産に頼っている状態だった[1]。そこで、地産地消によって福岡ラーメンの魅力を高めることを目的として、2007年度に開発された品種である[1]。正式な品種名は「ちくしW2号」である[1]

2008年9月に名称公募を行い、名称を「ラー麦」とすることが決まった[1]。なお、「ラー麦」は福岡県によって商標登録されている[2]

生産体制としては、福岡県内の農家によって限定生産されている[1]。2009年に149ヘクタールだった作付面積は、2016年には約1770ヘクタールまで増加した[3]。これは福岡県の小麦作付面積の11%にあたる[3]

麺にした時に、コシが強く、茹で伸びしにくい、甘みがあるなど、ラーメンに適した特性を持っている[1][3]。特に博多ラーメンのストレートな細麺に適合するとされる[4]

主な使用店舗

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ラー麦使用店舗の例 (博多三氣 姪浜大通り福重店)

(2010年3月5日現在)

主な使用製品

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  • 棒状ラー麦ラーメン(サンポー食品株式会社)
  • 棒状ラー麦冷し中華 中華だれ(サンポー食品株式会社)
  • 棒状ラー麦つけ麺 魚介醤油味(サンポー食品株式会社)
  • ラー麦ラーメン4食(株式会社彩食工房

脚注

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  1. ^ a b c d e f g h 「ラー麦」とは - 福岡県庁ホームページ”. www.pref.fukuoka.lg.jp. 福岡県. 2024年12月3日閲覧。
  2. ^ 「ラー麦」商標使用申請について - 福岡県庁ホームページ”. www.pref.fukuoka.lg.jp. 福岡県. 2024年12月3日閲覧。
  3. ^ a b c 世界一の店も採用! 日本初ラーメン用小麦”. 日経ビジネス電子版 Special. 2024年12月3日閲覧。
  4. ^ ラー麦 ー ラーメンのために生まれた福岡の小麦。”. zennoh-fukuren.jp. JA全農ふくれん. 2024年12月3日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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